エンドポイント・セキュリティー・ソリューションを強化
サイバー攻撃から企業を保護することは、ますます困難な課題となっています。今日のハッカーは攻撃方法を進化させ、ソフトウェアレベルを超えたエンドユーザーデバイスのハードウェアとファームウェアにウイルスを感染させます。従来のソフトウェア・ベースのセキュリティー・ソリューションは、ハードウェア・レベルで攻撃を検出するようには設計されていないため、エンドポイント・デバイスはランサムウェア、クリプトジャッキング、ソフトウェア・サプライチェーン攻撃などの高度な攻撃に対して脆弱です。
インテル® TDT は、ハードウェア奥深くにあるデバイスベースのセキュリティー機能を拡張し、エンドポイントデバイスをまんべんなく保護します。インテル® vPro® プラットフォーム2 を導入した PC には、インテル® TDT が標準で組み込まれており、エンドポイント・セキュリティー・ソリューションを強化し、IT チームがコンピューティング・スタックのあらゆる層でフリートを守るのに役立ちます。
AI のパワーを解放し、高度な標的型攻撃を検出
インテル® TDT は、CPU テレメトリーおよびマシンラーニング (ML) アルゴリズムを使用してランサムウェアやクリプトジャッキングなどのマルウェアのプロファイルと検出を行い、ハードウェア・レベルでの監視とセキュリティー・パフォーマンスを向上させます。最近の調査では、インテル® TDTは、提示されたランサムウェア脅威の 93% をソフトウェアによるアシストなしで検出しました。これは、競合他社のソフトウェアのみを使用しているシステムを 20% 上回る検出率です。
すぐに使用できるサポートで、ISV パフォーマンスを向上
インテル® TDT は、独立系ソフトウェア・ベンダー (ISV) ソリューションとシームレスに統合し、検出効率を向上させ、新たなセキュリティー・ユースケースを実現します。これらはすべて、インストールや導入関連の設定を必要としません。検出時間を短縮するために、インテル® TDT は、多くの処理を要求されるセキュリティー・ワークロードをインテル® インテグレーテッド GPU および NPU -にオフロードしました。これにより、処理が高速化し、ユーザーの生産性の向上につながります。1
ファイルレス・マルウェアの検出を強化
CPU からインテル® インテグレーテッド GPU にアドバンスド・メモリー・スキャン (AMS) ワークロードをオフロードすることで、インテル® TDT のソフトウェア・ベースのセキュリティー・ソリューションが有効化され、より高頻度のスキャンが可能になります。これにより、ソフトウェア・ソリューションは、ユーザー体験への影響を最小限に抑えつつ、メモリー層に隠れた検出困難なファイルレス攻撃を発見することができます。
ゼロデイ攻撃の検出を支援
CPU 行動監視は、ゼロデイ攻撃、新しい亜種、不審な断続的暗号化をリアルタイムで検出し、異常な挙動を早期に発見し、ソフトウェア・サプライチェーン攻撃やその他の高度な攻撃を防ぐことができます。
インテル® vPro® プラットフォームは、ランサムウェアやソフトウェア・サプライ・チェーンへの攻撃を検知できるハードウェア・セキュリティーを内蔵した唯一のビジネス・プラットフォームです。3
インテル® TDT で、業界をリードする脅威検出を活用
インテルは、大手セキュリティー・ソフトウェア・ベンダーと協力して、インテル® TDT を事前にインテグレートし、IT部門がインテル® vPro® ハードウェア・ベースのセキュリティー機能を迅速に活用できるようにしています。インテル® TDT が、エンドポイント・セキュリティー・ソリューションでセキュリティー・パフォーマンスの向上とユーザー体験の向上をどのように実現するかについてはこちらからご確認ください。
CrowdStrike Falcon Insight
CrowdStrike Falcon Insight はインテル® TDT とのインテグレーションによりメモリースキャン速度を最大 7 倍向上 4 させ、ファイルレス攻撃の検出を高速化します。CrowdStrike のハードウェア・エンハンスト・エクスプロイト・ディテクション (HEED) 機能は、インテル® TDT の CPU テレメトリーを活用し、不審なコントロールフローを検出します。インテル® vPro® プラットフォーム PC で Dell Trusted Device ソフトウェアと組み合わせることで、機能を強化できます。
Microsoft Defender for Endpoint
インテル® TDT は、Windows の内蔵アンチウイルス・ソフトウェアの一部として有効化され、クリプトジャッキング、ランサムウェア、ファイルレス攻撃などの高度な攻撃を検出できます。
ESET Endpoint Security
ESET は、インテル® TDTを多層化ソリューションとして活用し、中小企業 (SMB) をランサムウェアなどの高度な攻撃から保護します。
インテルでの ESET ソリューションについて詳しくはこちら
インテルと ESET の 中小企業 (SMB) 向けソリューションが、サイバー攻撃に対する安全性を維持する方法をご覧ください (eBook)
Bufferzone NoCloud™ AI Anti-Phishing Solution
Bufferzone NoCloud AI アンチフィッシング・ソリューションは、インテル® Core™ Ultra プロセッサーに最適化されており、NPU を使用して効率を向上させます。
エンドポイント・セキュリティー・ソリューションには優れた機能を持つインテル® TDT を
インテル® TDT は、理想的なエンドポイント・ソリューションの実現をお手伝いします。インテグレーションを容易にするためのソフトウェア開発キット(SDK)、フリーソフトウェア、有効化ガイダンス、市場投入のリソースを提供しています。
インテル® vPro® プラットフォームにより、包括的なセキュリティー・アプローチの導入が容易に
インテル® TDT は、インテル® vPro® プラットフォームのセキュリティー・コンポーネントの 1 つです。インテル® vPro® プラットフォームが、PC フリート全体で脅威検出のベストプラクティスを簡単にサポートする方法について詳しくはこちら。
インテル® ハードウェア・シールド
ハードウェア、BIOS/ ファームウェア、ハイパーバイザー、VM、OS、アプリケーションなど、当社のプラットフォームがデバイスの各レイヤーの防御にどのように役立つかをご覧ください。
高度な脅威対策
インテル® TDT に加えて、すべてのインテル® vPro® PC をシリコン層レベルから保護するその他の内蔵型ハードウェア・レベルのセキュリティー機能について詳しくはこちら。
強化されたエンドポイント・セキュリティーの ROI
セキュリティーが強化された最新の PC のプロセッサーが、コストを削減しながら組織のセキュリティーを維持する上でどのように役立つかをご覧ください。
免責事項
インテル® Core™ Ultra プロセッサー搭載デバイスで利用可能。
インテル® vPro® プラットフォームのすべてのバージョンには、このプラットフォームを規定している管理機能用途、セキュリティー機能、システム性能および安定性を提供するために必要な、対象となるインテル® プロセッサー、対応オペレーティング・システム、インテル® LAN または WLAN シリコン、ファームウェアの強化、およびその他のハードウェアとソフトウェアが必要です。詳細については、intel.co.jp/performance-vpro (英語) を参照してください。
2023年3月現在、インテルは、最新のランサムウェア、クリプトジャッキング、サプライチェーン・スタイルの攻撃、さらには Windows 搭載システムにおけるゼロデイ攻撃を高効率に検出するセキュリティー・ソフトウェアを強化するために、唯一のハードウェア・ベースの脅威検知機能を提供しています。2023年3月に発表された SE Labs Enterprise Advanced Security (Ransomware) - Intel® Threat Detection Technology (インテル® スレット・ディテクション・テクノロジー) 調査 (インテルの委託により実施) に基づく。Windows OS でインテル® Core™ プロセッサー搭載インテル® vPro® システムと AMD Ryzen Pro プロセッサー搭載システムのランサムウェア検出機能を比較しました。SE Labs は、ここ数カ月の間に被害者に行われたものと同様のランサムウェア攻撃を使用して、ランサムウェア検出に対するインテルのハードウェア・アプローチをテストしました。テストされたシステムは、インテル® Core™ i7-1185G7、AMD Ryzen Pro 5675U、AMD Ryzen Pro 5875U、AMD Ryzen Pro 6650U、AMD Ryzen Pro 6850U です。詳細情報は、www.intel.com/tdt を参照してください。絶対的なセキュリティーを提供できる製品またはコンポーネントはありません。その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。
「高度な脅威検出におけるシリコンの重要な役割」、ABI Research、2023年。