FPGA で車載アプリケーションを高速化

FPGA の柔軟性とパフォーマンス効率が自動車業界と輸送業界を取り巻く環境を変え、モビリティにおける将来のイノベーションと、インフラストラクチャーの改善を推進する様子を紹介します。

エッジからクラウドまでの産業用オートメーション向け FPGA

よくある質問 (FAQ)

よくある質問

「ソフトウェア定義型自動車」すなわち SDV とは、運転を管理し、機能を追加するためにソフトウェアを使用し、またソフトウェアを通じて新しい機能を実現する車両のことです。Altera FPGA と SoC は、効率的で決定論的なパフォーマンスのハードウェアにより、多くの異なるタスクを同時に実行できるため、ソフトウェア定義型の自動車に最適です。さらに時と共に更新できるため、自動車メーカーは性能や効率を犠牲にすることなく機能を追加し、新しい機能を実現できます。言い換えると、Altera FPGA は、ハードウェア並みのパフォーマンスと決定性を備えつつ、ソフトウェアのような柔軟性とプログラマビリティーを提供するのです。

自動車をよりスマートで、安全性、効率性、信頼性を高め、もっと楽しく、運転しやすくするために、Altera FPGA と SoC の AI 機能をさまざまな方法で活用できます。より安全かつ簡単に自動車を運転できるようにするため、自動車の周囲および運転席内に配置するカメラや、LiDAR、レーダー、モーションセンサーなど様々なタイプのセンサーが激増しています。Altera FPGA と SoC は、AI に必要な負荷の高い行列計算タスクを実行するために使用できる、専用の AI 対応デジタル信号プロセッサー (DSP) がロジック・ファブリック全体に組み込まれています。この AI 対応 DSP により、センサーデータを非常に高速かつ効率的に処理、融合できるようになるため、車両がよりスマートかつ安全になります。運転行動を監視し、運転者と同乗者の安全性と快適性を高めるため、Altera FPGA と SoC の AI 機能は、車両内の運転者および同乗者モニタリング・システム (DMS および OMS) でも使用できます。また、AI を音声認識に使用して、運転者や同乗者が車両と安全かつ簡単にやりとりすることも、AI を車両の電気システム、機械システムの監視に使用して、メンテナンスや修理の必要性を予測することもできます。

小型で効率的な CPLD から、車載用途に適した高性能 FPGA および SoC まで、Altera はさまざまなデバイスを提供しています。インテルの車載グレードデバイスはすべて AEC-Q100 認証を受けており、-40°C ~ +105°C の周囲温度 (車載グレード 2) で動作できることが認定されています。この範囲は、車両が幅広い温度条件下で動作する、インフォテインメントおよび ADAS アプリケーションの大部分に対応しています。さらに、これらのデバイスの多くは、ISO 26262 に従って ASIL 認証を受けています。

はい。Altera は、IO26262 に従って ASIL 認証を受けたデバイスとツールの両方を提供しており、Altera 開発プロセスに従っているため、セーフティークリティカルな車載システムでデバイスを使用できます。さらに Altera は、セーフティークリティカルなシステムに組み込む Altera 製品の設計を容易にするため、ASIL 認証を受けた開発ツールとオートモーティブ・ファンクショナル・セーフティー・データ・パッケージ (AFSDP) を提供しています。

車載グレード・デバイス・ハンドブック (PDF) には、入手可能な車載グレード・デバイスの全リストが掲載されています。詳細は、各デバイスファミリーのデータシート / ハンドブックを参照してください