障がい者雇用について:
インテルで働く社員へのインタビュー

Interviewee

  • 中山 智徳

  • セールス・マーケティンググループ
    インダストリー事業本部
    ビジネスオペレーション・スペシャリスト

  • 精神障がい

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投稿者:

セールス・マーケティンググループ インダストリー事業本部 ビジネスオペレーション・スペシャリスト 中山 智徳

Profile
学生時代に音楽や映画などのエンターテインメントの世界を通して海外に興味を抱き、大学卒業後にアメリカへ留学。語学学校で英語を学び、短大で規定科目を修了後、一年間の労働ビザを取得し、アナハイムでホテルのツアーデスクとしてお客様の案内係を務める。帰国後は精密機械メーカーに入社、英語力を活かして製品マニュアルの多言語化を担当するが、うつ病を発症し退職。インテルには 2018年障がい者採用で契約社員として入社し、現在は正社員として主に資産管理の業務に従事する。趣味は野球観戦 (阪神ファン) と最近購入した中型バイクで出かけること。

Q. インテルを選んだ理由

前職を退職後、入院治療を経て病気の症状が落ち着いてきましたので、復職に向けて英語を活用できる仕事を探していたところ、ハローワークで障がい者採用の専門スタッフの方にインテルを紹介いただきました。募集要項に「英語を業務で使用できる人」と「正社員登用有り」との記載がありましたし、世界的に有名な企業で信頼できるブランドというイメージも手伝って応募しました。他社の障がい者採用も検討しましたが、インテルは 1日に二度面談していただくなど、とにかく応募から採用決定までの選考プロセスが他社に比べて圧倒的に早く、その真摯な対応にここで働きたいとの思いを強くしました。

Q. 入社時に感じていた不安

精神障がいを抱えての入社となりましたので、「業務が長期的に継続できる環境なのか?」、「サポートが得られるのか?」という不安はありました。ただ、いざ入社してみると、みなさん障がいへの理解が深く気遣ってくださる方ばかり、働きやすい環境で仕事ができる喜びを感じました。私自身も障がいのことで迷惑をかけないように、自分が出来ること、出来ないことを包み隠さずにお伝えするように心がけました。お互いの理解を深めることで、業務が円滑に進むようになりますし、何より私自身の気持ちも楽になります。人事部の担当者が毎日声をかけに来てくれたことも、入社後の不安な時期に心の落ち着きをもたらしてくれた大きな要因です。

Q. 現在の仕事内容

インテルの資産管理 (お客様に貸し出す機材の管理) やスーパー・コンピューターの入札に関わる資料を取り寄せる業務に従事しています。インテルに入社して初めて経験する仕事ばかりでしたが、とてもチャレンジングで 5年目を迎えた今でも学ぶことが多いです。中でもシステム上にアイテムを登録する際に登録が必要なものとそうでないものを分別することや、スケジュール管理に難しさを感じています。この資産管理を行う本部は海外にあり、日本でのアドミニストレーターとして、海外拠点との英語でのコミュニケーションが必要となりますが、もともと人と関わるのが好きな私にとっては、楽しみでもあり、やりがいを感じています。

Q. 働く環境とワークスタイル

ワールドワイドな環境がとても楽しいです。私の職場には私の上司をはじめ中国の方が何人かいらっしゃいますが、相手により英語と日本語を使い分けています。もともと「英語を活かせる職場」を理由のひとつにインテルに入社しましたが、まだまだ聞く力が足りないと実感させられましたので、今後は英語力の向上も目標のひとつです。勤務時間は 8時30分〜 17時30分まで、残業はありません。個人の裁量に委ねられる点が大きいので、リモートワーク時には勤務時間にとらわれることなく自分のペースで仕事をしています。有給休暇はもちろん、育児や介護の休暇制度も充実していますので、ワークライフ・バランス重視の働き方が可能な環境だと思います。なにより休みづらさを全く感じさせない雰囲気がいいですね。

Q. インテルで働く魅力

とにかく一緒に働くメンバーが魅力的で、後ろ向きな人がいないんです。優秀で高いプロ意識を持つ方々から学ぶべき点は多く、私自身の成長にも繋がっていると実感しています。それに、社員同士がお互いの良い点を認め合う「レコグニション制度」を導入していることもあって、成果に対する評価をきちんとしていただける風土が根付いていますので、常にモチベーションを高く仕事に取り組むことができます。今は、オフィスとリモート勤務を組み合わせたハイブリッド型勤務が可能なため、体調やライフスタイルに合わせた働き方が選択できるのも助かります。私は週 5日勤務のうち、何日かはリモートで仕事をしておりますが、チーム・ミーティングがある場合は仲間と顔を合わせるために出社しています。都心にあるオフィスはアクセスもしやすいですし、何より居心地が良く、私にとってお気に入りの場所の一つです。

Q. インテルで長期的に働ける要因

私は前職で、精神障がいにより退職せざるをえない経験をしましたので、長く働くことを大きな目標に掲げて、インテルに入社しました。その私が 5年目を迎えられたのも、インテルには長期的に働きたいと思える環境と仲間の存在があるからこそだと思います。チームメンバーが私自身の障がいを理解し、私のキャパシティーに合わせたアサインメントをして下さるので、業務が個人の裁量によって調整できます。それでも仕事上で抱えた言葉にしにくいモヤモヤとした気持ちは、マネージャーや人事の方との一対一の面談で全て聞いてもらえるので、それが安心感に繋がっています。「常に自分のことを理解してもらえる」、そう思うだけで失いかけた気力も回復し、その積み重ねで長く働くことができています。一般的に障がい者採用では、単調な仕事を与えられることも多いと聞いていましたが、インテルでは責任のあるポジションを任せてもらえるので、結果的に自身が成長し、さらなる意欲向上に繋がっています。契約社員からスタートした私も 4年目には正社員になることができました。私の他にも障がい者採用から正社員になった仲間がいますし、まだまだスキルアップを目指してチャレンジしていきたいと思います。

Q. インテルで働きたい人へのメッセージ

私のチームのメンバーは「この仕事をやって」ではなく「これできる?」と聞いてくれます、小さなことかもしれませんが、そんな周りの細やかな気づかいが日常に浸透しているからこそ、精神障がいを抱えた私でも気持ちを落とさず 5年間働くことが出来ました。仕事が充実したおかけで、心も生活も安定し、普通二輪免許を取得するなど新たな趣味を始められる余裕ができました。障がい者採用に応募される方は、長く働ける環境かどうかを気にされていると思いますが、インテルには障がいをものともしない働きやすい環境と違いを尊重し互いの能力を活かすことができる仲間がいますので、ぜひ安心してチャレンジしてください。

インテルの社員一人一人が最先端のテクノロジーを通して世界を変えることが出来る可能性を秘めていると私たちは信じております。
ぜひその一員として、一緒にインテルでお仕事をしてみませんか?
下記のキャリア・ウェブサイトより、皆様のご応募をぜひお待ちしております!

https://jobs.intel.com/en/japan-jobs