四電工のイノベーション基盤

株式会社四電工は、HCI を活用して、日本国内の通信および太陽光発電分野において、将来のイノベーションを実現しています。

概要:

  • 株式会社四電工は、送配電設備、製造、空調、水処理、排水、監視、公共安全インフラの構築を専門とする大手建設会社です。

  • 同社は、従来の 3 層 IT アーキテクチャーが、長期的な成長目標を支える拡張性に欠けていたことを認識しました。第 2 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載し、Nutanix ソフトウェアで管理された Lenovo ThinkAgile HX シリーズのハイパーコンバージド・インフラストラクチャー (HCI) を使用して、同社は業務効率の向上と IT メンテナンスの削減を実現し、日本各地の革新的な建設プロジェクトのために時間とリソースを確保することができました。

背景

株式会社四電工は、高松市に本社を置く、送配電設備、製造、空調、水処理、排水、監視、公共安全インフラの構築を専門とする大手建設会社です。1963年に設立された株式会社四電工は、2,000 人以上の従業員を雇用し、30 億円 (2,900 万米ドル) 以上の 設備投資を管理しています。

課題

四電工は、電気通信および太陽エネルギー分野に業界をリードする専門知識を提供する戦略計画を策定しました。同社のすべての活動はデジタル・プラットフォームによって支えられており、新しい事業によりビジネスデータの量と速度は大幅に増加する見込みです。

過去、四電工は、従来の 3 層 の IT アーキテクチャーに依存し、財務計画から人事管理、サプライチェーン管理まで、基幹業務アプリケーションのコンピューティングとストレージリソースを提供していました。このインフラは時間と共に運用に費用がかかり、メンテナンスにかなりの労力が必要となりました。ビジネスデータの増加が予測されるため、同社は新しいアプローチを検討することを決定しました。

四電工 IT システム推進室システム管理課長 宮武正幸氏は次のように述べています。「新しいアプリケーション用のサーバー、ストレージ、ネットワークのプロビジョニングは、複雑で労力のかかるプロセスでした。マルチベンダー環境があったため、トラブルシューティングにはいくつかの異なるプロバイダーと時間のかかる話し合いが必要で、オープンソース・ツールに対する企業からの要望を満たすのに苦労しました」

「電気通信と太陽エネルギーへの展開を後押しするために、基幹システムの変革に着手しました。ハイパーコンバージド・インフラストラクチャー (HCI) がこの目標を達成する最も効率的で費用対効果の高い方法だと私たちは考えています。」 — 株式会社四電工 IT システム推進室システム管理課長 宮武正幸氏

Lenovo を選ぶ理由 信頼性、堅牢性、柔軟性

システム管理を簡素化し、シームレスな拡張性を実現するために、四電工は従来の 3 層データセンター・アーキテクチャーを第 2 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載した Lenovo ThinkAgile HX シリーズのサーバーをベースとした柔軟な HCI ソリューションに置き換えることを決定いたしました。コンピューティング、ストレージ、ネットワークリソースは、Nutanix プリズムにより単一プールで管理され、Nutanix AHV を使用して仮想化されます。

「シングルベンダー戦略に移行することで、複雑さを軽減したいと考えました」と、宮武正幸氏は述べています。「Lenovo テクノロジーは、他のソリューション・プロバイダーと比べても格段に優れており、パフォーマンス、信頼性、柔軟性、拡張性を提供し、ミッション・クリティカルな幅広いワークロードをサポートしています。さらに、Lenovo ThinkAgile HX シリーズのアプライアンスにあらかじめロードされている Nutanix AHV 仮想化ソフトウェアにより、迅速かつ容易に HCI への移行を行うことができると確信しました。」

「Lenovo システムは、幅広いオープンソース・アプリケーションをサポートしており、これは当社の意思決定プロセスにおける大きな要因でした。これにより、現在および今後数年間で最高のテクノロジーを採用する自由が得られることが分かっていたからです。」 — 株式会社四電工 IT システム推進室システム管理課長 宮武正幸氏

24 時間体制のサポート

事業継続性の強化のため、Lenovo は、四電工が基幹となるアプリケーション・データベースをほぼリアルタイムで複製するバックアップとリカバリーのシステムを構築することを提案しました。

宮武正幸氏は次のようにコメントしています。「Lenovo チームは、最も回復力が高く信頼性の高い IT インフラの構築に本当に興味を持っていました。データベース用に別のバックアップ・インフラストラクチャーを作成するよう推奨してくださったことで、計画外のダウンタイムが発生した場合、最も重要なシステムを迅速に復旧する機能が大幅に改善されました」

四電工がインフラの強化を継続的に実施する限り、Lenovo Services は継続的なサポートを提供していく予定です。宮武正幸氏は次のように説明しています。「Lenovo が提供する高品質のサポートに本当に感銘を受けています。質問ができたり、問題が発生した場合には、専門エンジニアが常に配置され、迅速な解決策を見つける手助けをしてくれます。」

「Lenovo Services のサポートにより、最新の IT 環境を迅速かつ効果的に構築し、移行中の業務の中断を最小限に抑えることができました。」 — 株式会社四電工 IT システム推進室システム管理課長 宮武正幸氏

成果

人事、建設管理、その他のミッション・クリティカルなシステムを Lenovo ThinkAgile HX シリーズ・プラットフォームに移行した後、四電工は IT インフラをサポートするために必要なシステム・メンテナンスの量を大幅に削減することができました。

「HCI により、コンピューティング、ストレージ、ネットワーキング・リソースは仮想化され、単一の高性能な管理レイヤーにプールされます」と、宮武正幸氏はコメントしています。「HCI を採用することで、データセンターの設置面積が大幅に削減され、エネルギー消費と冷却コストを削減できました。また、Lenovo ハードウェアで標準化することで、ヘルプとガイダンスを得るために複数のサポートチャネルをナビゲートする必要がなくなりました。また、メンテナンスのワークロードも大幅に削減できます。」

重要なのは、Lenovo ThinkAgile HX シリーズのプラットフォームへの移行が、四電工が基幹システムの将来的な進化に備えるために役立ったということです。シームレスな拡張性は、今後数年にわたるビジネスの成長を支えることになります。

「Lenovo ThinkAgile HX シリーズのプラットフォームに移行することで、効率と生産性を向上することができ、プロジェクトが時間と予算内で完了し、クライアントの満足度を維持できるようになりました。」 — 株式会社四電工 IT システム推進室システム管理課長 宮武正幸氏

宮武正幸氏は次のように結論付けています。「Lenovo ThinkAgile HX シリーズのプラットフォームは、業務効率の向上に加えて、拡張性が高く、基幹システムを進化させることができる将来に備えた基盤を提供してくれました。高性能で信頼性が高く、柔軟な HCI に当社の業務がサポートされることで、日本各地の太陽エネルギーと電気通信のイノベーションの支援に専念できるようになりました。」

  • データセンターの床面積を削減し、エネルギーと冷却コストの削減に貢献
  • 重要なシステムの拡張を容易にし、ビジネスの成長をサポート
  • メンテナンスのワークロードを削減し、イノベーションのための時間を確保

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