認定プログラム

メモリーベンダーは、自社のテストプランに加え、インテルのインテル® XMP テストプランに従ってモジュールをテストしています。テスト結果は使用した特定のプロセッサー、マザーボード、BIOS のバージョンとともに記録されます。インテルが合格したテストログを確認後、そのモジュールのインテル® XMP 認定リストへの追加を検討します。主要なベンダーのインテル® XMP 互換メモリーモジュールは、以下のリンクから確認できます。

利用モデルに応じて、プリセットやユーザー定義のメモリー・プロファイルを選択できます。例えば、高度なゲームではアグレッシブな低レイテンシー・プロファイルを使用し、ホームオフィスやウェブの閲覧などの日常的なホーム・コンピューティングではデフォルトのメモリー設定を使用できます。

メモリー・モジュール・サプライヤーは、独自の機能をプログラミングすることで他では得られない価値をエンドユーザーに提供できます。

適切なプロファイルを選択するだけで、エンドユーザー自身が簡単にプラットフォームをオーバークロック1 できます。BIOS で個々のパラメーターを調整する必要はありません。デフォルトのプロファイルを再選択すれば、プラットフォームをデフォルト設定にリセットできます。

上級ユーザーは、BIOS で特定の SPD パラメーターを手動で変更してプロファイルを保存できます (プラットフォーム / BIOS 固有)。

インテル® XMP メモリーモジュールは、最初にデフォルトの JEDEC 設定で起動します。これにより、システムがオーバークロックをサポートしていない場合でも、初回起動を正常に実行できます。最初のフェイルセーフ起動後、BIOS でインテル® XMP プロファイルを選択し、その後の起動すべてに適用できます。

インテルの仕様外の周波数および/または電圧を変更した場合、プロセッサーの保証が無効になる場合があります。例: オーバークロックおよびインテル® XMP (メモリーのオーバークロックの一種) を有効化し、その定格の仕様を超えて使用すると、プロセッサーの保証が無効になる場合があります。

インテル® XMP 認定メモリーモジュールは、特定のマザーボード上で特定のプロセッサーを使用してテストされています。メモリーベンダーは、インテル® XMP 自己認証テストプランを実施し、ユーザーがより安心してオーバークロック1 できるようにしています。インテル® XMP 認定モジュールは、インテル® Core™ プロセッサー向けインテル® XMP メモリーのデータシートに記載されています。

XMP 2.0 は、DDR4 用です。2 つのプロファイルをサポートしています。

インテル® XMP 3.0 は DDR5 専用に設計されています。最大 5 つのプロファイル (ベンダー 3 つと書き換え可能 2 つ) をサポートしています。XMP 3.0 には、ユーザー体験を向上させる新機能やモジュール電圧コントロールのサポートなど、さまざまな機能が搭載されています。

デスクトップ (内蔵) PC がインテル® XMP と互換性があるかどうかを確認するには、以下の手順に従ってください。

  1. マザーボードがインテル® XMP に対応しているかどうかをメーカーに確認します。
  2. メモリーモジュールがインテル® XMP 認定を受けているどうかを確認します。

ノートブック PC または OEM (正規機器製造元) PC の場合は、メーカーに問い合わせて、コンピューターのモデルがインテル® XMP に対応しているかどうかを確認してください。