GIGA スクール対応端末と推奨スペック
GIGA スクール構想向け端末とは
GIGA スクール構想における学習者向けの端末仕様は、2019年に文部科学省が公開した「GIGA スクール構想の実現標準仕様書」がベースとなりますが、文科省はこの標準仕様書の中で「この標準仕様書はあくまでモデルである。各自治体におかれては、ICT 活用教育アドバイザーも活用しつつ、このモデル例を参考に各学校での ICT 活用を想定して独自に仕様書を作成し、安価で簡便な調達と持続可能な学校 ICT 環境の運用を実現していただきたい。」と述べており、自治体ごとに要求する仕様は異なっています。
ここでは、GIGA スクール構想を実現するにあたり、快適な学習環境を構築し継続的なデジタル教育を実施するベースとなる「標準モデル端末」や、より高度なデジタル環境と教育を実施するためにインテルが推奨する「応用モデル端末」など、各メーカーが提供してる端末を OS 別にご紹介します。
GIGA 第 2 期の端末に適した CPU 性能とは
学校現場での活用を意識した性能比較
まもなく更新時期を迎える GIGA 端末について、第 2 期の端末では学校現場でのより高度な利活用を見据えた機種選定が求められています。
文科省が 2024年4月に提示した「学習者用コンピュータ最低スペック基準」を元に、端末性能を大きく左右する CPU のスペックについてのベンチマーク・テストの概要と、測定結果を紹介します。
インテルの推奨端末
操作性や子どもの負担を軽減して、効果的かつ快適なデジタルを活用した学習を行うために、インテルは GIGA スクール構想向けの端末として PC を扱う上で基本的な操作方法を学習できて、プログラミングやオンライン学習が実施できる性能と機能が搭載されている「標準モデル」と、タッチ操作やデジタルペンなどによる、直感的な操作が可能で、端末やアプリケーションの起動や復帰時間が速く、文書作成、表計算、プレゼンテーションなどのオフィス用ソフトの使い方が学習できる、より高性能な「応用モデル」を推奨しています。
応用モデルの推奨端末で学習者の環境を構成することで、STEAM 教育や AI、DX などのより高いパフォーマンスを必要とする高度なデジタル教育へスムーズに移行できます。
GIGA スクール構想向け
Windows OS 搭載端末
(メーカー 50 音順)
Dell Technologies
Latitude 3140 (2-in-1)
OS: Windows 11 Pro / Windows 11 Pro Education
CPU: インテル® プロセッサー N200
GIGA スクール構想向け
ChromeOS 搭載端末
(メーカー 50 音順)
Dell Technologies
Dell Chromebook 3110 (Clamshell または 2-in-1)
OS: Google ChromeOS
CPU: インテル® Celeron® N4500 プロセッサー /インテル® Celeron® N5100 プロセッサー