HDD ライトバック・キャッシュについて簡単に説明していただけますか?
シャーシ内のすべての物理ハードドライブにはオンボードキャッシュがあります。キャッシュは通常、大規模な読み取りおよび書き込み操作中に高速データバッファーとして機能することにより、ドライブの I/O パフォーマンスを向上させます。
シャーシ全体の設定は、すべてのドライブのライトバック・キャッシュが有効または無効になります。
ドライブのライトバック・キャッシュは、いくつかのリスクが伴うため、デフォルトでは無効になっています。シャーシの電源が突然失われた場合、すべてのハードドライブの電源が直ちにオフになります。ドライブへの書き込みを待機しているデータがキャッシュにある場合、そのデータは失われ、回復不能になります。この状況を回避するには、シャーシの電源バックアップ (UPS (無停電電源装置) など) を用意します。バックアップ電源は、シャーシ内の各サーバーの正常なシャットダウンをトリガーすることができ、構成されている必要があります。
HDD ライトバック・キャッシュは個々のハードドライブ上のキャッシュです。これにより、ドライブのパフォーマンスが向上する場合があります。キャッシュはグローバルに有効になるため、シャーシ内のすべての物理ドライブがこの値で有効または無効になります。リスクは、停電時にキャッシュが有効になっていることに関連しています。つまり、UPSがインテル® Modular Serverに接続されていない限り、キャッシュ内のデータがディスクに正しく書き込まれない可能性があります。HDDライトバックキャッシュが有効になっているUPSがないと、主電源に障害が発生した場合にデータの破損や損失が発生する可能性があります。UPSは、サーバーがシャットダウンされる前にキャッシュ内のすべてのデータがディスクに書き込まれることを保証します。
インテル® Modular Serverシステムで HDD ライトバック・キャッシュを有効にする方法
このスクリーンショットは、この手順を示しています。