Raspberry Pi* で Open Model Zoo デモを構築
コンテンツタイプ: インストール & セットアップ | 記事 ID: 000055510 | 最終改訂日: 2023/06/06
Raspbian* OS パッケージのOpenVINO™・ツールキットには、Open Model Zoo にあるデモ・アプリケーションは含まれていません。これらのデモは、 Open Model Zoo GitHub リポジトリーから個別にダウンロードできます。
| メモ | Open Model Zoo デモをインストールする前に、この記事では次のいずれかの実行を想定しています。
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Raspbian* OS 向けOpenVINO™・ツールキットの事前ビルドパッケージがインストールされている場合は、以下のコマンドを実行します。
source /opt/intel/openvino/bin/setupvars.sh
Raspbian* OS 向けオープンソース・OpenVINO™・ツールキットをビルドした場合は、次のコマンドを実行します。
export InferenceEngine_DIR=/home/pi/openvino/build/
export OpenVINO_DIR=/home/pi/openvino/build/
export PYTHONPATH=/home/pi/openvino/bin/armv7l/Release/lib/python_api/python3.7/
export LD_LIBRARY_PATH=/home/pi/openvino/bin/armv7l/Release/lib/
export OpenCV_DIR=/usr/local/lib/cmake/opencv4
| メモ | PYTHONPATH 変数は、別のバージョンの Python を使用している場合は異なる場合があります。この変数がビルドされた環境に一致していることを確認してください。 |
cd ~
git clone --recurse-submodules --single-branch --branch 2022.1.0 https://github.com/openvinotoolkit/open_model_zoo.git
cd ~/open_model_zoo/demos
mkdir build && cd build
cmake -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release ..
make help を実行して、利用可能なオプションを一覧表示します。
make help
以下のようにデモ名を指定して個々のデモを構築することができます。
make object_detection_demo
または、次のコマンドを使用して、すべてのデモを構築します。
make all
ビルドプロセスが完了すると、 ~/open_model_zoo/demos/build/armv7l/Release ディレクトリにデモバイナリーが表示されます。
デモ・アプリケーションの 1 つを実行するには、モデルと入力ビデオが必要です。以下の手順に従って、 object_detection_demoを実行します。
サンプルビデオをダウンロードするには、次のコマンドを実行します。
cd ~/Downloads
wget https://github.com/intel-iot-devkit/sample-videos/raw/master/person-bicycle-car-detection.mp4
download.01.org からモデルを直接ダウンロードするには、次のコマンドを使用して人・車両・バイク検知モデルを入手します。
cd ~/Downloads
wget https://storage.openvinotoolkit.org/repositories/open_model_zoo/2022.1/models_bin/3/person-vehicle-bike-detection-crossroad-0078/FP16/person-vehicle-bike-detection-crossroad-0078.bin
wget https://storage.openvinotoolkit.org/repositories/open_model_zoo/2022.1/models_bin/3/person-vehicle-bike-detection-crossroad-0078/FP16/person-vehicle-bike-detection-crossroad-0078.xml
| メモ | このインテル® NCS2には、FP16 として知られる 16 ビット浮動小数点フォーマットに最適化されたモデルが必要です。お使いのモデルが例と異なる場合、モデル・オプティマイザーを使用して FP16 に変換する必要がある場合があります。 |
object_detection_demoの実行:
cd ~/open_model_zoo/demos/build/armv7l/Release
./object_detection_demo -i ~/Downloads/person-bicycle-car-detection.mp4 -m ~/Downloads/person-vehicle-bike-detection-crossroad-0078.xml -at ssd -d MYRIAD
object_detection_demo for Pythonの実行 :
cd ~/open_model_zoo/demos/python_demos/object_detection_demo/
python3 object_detection_demo.py -i ~/Downloads/person-bicycle-car-detection.mp4 -m ~/Downloads/person-vehicle-bike-detection-crossroad-0078.xml -at ssd -d MYRIAD
このデモやその他のデモの詳細については、次の例に示す -h フラグを使用します。
./object_detection_demo -h
これで、Raspberry Pi* OS の Open Model Zoo デモのインストール手順は完了です。