インテル® Quartus® Prime ソフトウェア・スクリプティング・サポート

コマンドラインおよびツールコマンド言語 (TCL) スクリプト・デザイン・フローの包括的なスクリプティング・サポートに関する情報をご覧ください。

Quartus® II

Tcl のアプリケーション・プログラム・インターフェイス(API)には、基本機能から拡張機能までをカバーするコマンドが含まれています。

Quartus®® II スクリプティング・リファレンス・マニュアル (PDF) は、すべてのコマンドライン・オプションおよび Tcl コマンドを網羅する、完全なリファレンスを提供しています。Quartus®® II 設定ファイル・リファレンス・マニュアル (PDF) では、すべての QSF 設定を一覧にして説明しています。

次のいずれかのタスクに Tcl API を使用します。

  • プロジェクトの作成と管理
  • アサインメントの作成
  • デザインのコンパイル
  • レポートデータの抽出
  • タイミング解析の実行

例えば、以下の Tcl スクリプトは、<qdesigns> ディレクトリーの fir_filter チュートリアル・デザインに、デザインファイルを使用します。このスクリプトは、プロジェクトを作成し、ピンを作り、クロックおよびタイミング・アサインメントを作成して、デザインをコンパイルします。
load_package flow
project_new fir_filter -revision filtref -overwrite
set_global_assignment -name FAMILY Cyclone
set_global_assignment -name DEVICE EP1C6F256C6
set_global_assignment -name BDF_FILE filtref.bdf
set_global_assignment -name TOP_LEVEL_ENTITY filtref
# ここで、他のピン割り当てを行うことができます
set_location_assignment -to clk Pin_G1
create_base_clock -fmax "100 MHz" -target clk clocka
create_relative_clock -base_clock clocka -divide 2 \

-offset "500 ps" -target clkx2 clockb

set_multicycle_assignment -from clk -to clkx2 2
execute_flow -compile
project_close
コマンドラインおよび Tcl API ヘルプ・ユーティリティを使用して、Tcl API コマンド、説明、使用例のリストを得ることができます。コマンドプロンプトに以下を入力して、ユーティリティーを実行します。
quartus_sh --qhelp

インテル® FPGA は、ユーザーが学び、変更して、自分自身のデザインの中で使用できる、Tcl デザイン例を提供します。