トランシーバー・ツールキット

リアルタイムでトランシーバーにアクセスし、ボードの立ち上げを高速化

トランシーバー・ツールキットではシステム・コンソール・テクノロジーが使用されており、FPGA やボードのデザイナーがシステム内のトランシーバー・リンク・シグナル・インテグリティをリアルタイムに検証し、ボードの立ち上げ時間を短縮するのに役立ちます。トランシーバー・ツールキットでは、ターゲット・データレートで複数のリンクを実行している間にビットエラー・レート (BER) をテストし、ボードデザインを検証することが可能です。トランシーバーのアナログ設定を調整してリンク・パフォーマンスを最適化するとともに、さまざまなテスト指標を使用して結果を定量化します。トランシーバー・ツールキット GUI のリンクテストを使って、1 つまたは複数のボードにわたって複数のデバイスを同時にテストできます。Agilex™ 3、Agilex™ 5、Agilex™ 7、Stratix® 10、Stratix® V FPGAsをサポートし、シグナル・トランスミッションの堅牢性を高めるアダプティブ・イコライゼーション (AEQ) とディシジョン・フィードバック・イコライザー (DFE) を搭載しています。最新の追加機能には、Agilex3™ のサポートが含まれます。

トランシーバー・ツールキットの機能

• ボードの起動時間を改善する、FPGA とボードデザイナーのトランシーバー設定へのリアルタイムアクセス。
• 擬似ランダム・バイナリー・シーケンス (PRBS) パターン・ジェネレーターおよびチェッカーによるビットエラー・レート・テスト (BERT) 機能。
• 複数のチャネルを同時にテストしながらステータスを監視および追跡するチャネル・マネージャー・インターフェイスを搭載。
• 1 つまたは複数のボードにわたり、複数デバイス間のリンクテストを実行可能。
• アイビューワーを使ってシグナルアイの幅と高さを決定可能 (一部のデバイスで利用可能)。
• AEQ や DFE などのシグナル・インテグリティー・ハードウェア機能へのアクセスを提供。
• オートスイープ機能に新しいインターバルステッピング・ケイパビリティーを追加することで、物理媒体アタッチメント (PMA) アナログ設定の多くの組み合わせを素早くテストして、特定のトランシーバー・リンクに最適なセットを見つけることが可能。
• PMA 設定の手動制御とアイビューワーの統合、および保存と読み込みが可能なテスト・プロット・マネジメント機能で、シグナル・インテグリティーの結果を簡単に比較可能。
• アイビューワーのデータを取り込みながら、PMA の設定を自動でスイープする「オートスイープ & アイビューワー」モードを新たに搭載。

はじめに：

• Agilex™® 5 FPGA GTS トランシーバー・アーキテクチャーと PMA および FEC ダイレクト PHY IP ユーザーガイド ›
• トランシーバー・ツールキット・トレーニングを完了 ›
• インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・スタンダード・エディションおよびデバイスサポートのリリースノート ›
• インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディションおよびデバイス・サポート・リリースノート ›
• トランシーバー・ツールキット・リファレンス・デザインを見る ›
• インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアをダウンロード ›
• GTS トランシーバー・ユーザーガイド ›