シリアルポートを介した PC-PC 間通信

このドキュメントでは、ヌルモデムケーブルを使用した 2 つのインテル® NUCキット間の PC-PC 通信の例を示します。

この例では、次の項目が使用されています。

• 2 つの インテル® NUC キット DE3815TYKHE システム(それぞれに以下を搭載):
  • Windows 7* オペレーティング・システムとインストールされているすべてのドライバー
  • オンボードのシリアルポートに接続されたデュアルシリアルケーブル。ケーブルは Micro SATA Cables* (部品番号 INTL-2MM-2DB9-6IN
• 1 本の DB9 ヌル・モデム・ケーブル (クロス・ケーブルとも呼ばれる)
• PuTTY* などの端末エミュレーション・プログラム

1. 両方のシステムで デバイス マネージャー を開きます。ポート (COM & LPT) で、HS-UART ホスト・コントローラーに割り当てられている COM ポート (通常は COM3 と COM4) をメモします。
   

2. 2 つのシステムのシリアル・ポート・ケーブル・ヘッダーの間にヌル・モデム・ケーブルを接続します。

3. 各システムでケーブルが接続されているCOMポートを特定します。デュアルシリアルケーブルの場合、ヘッダーの奇数番号のピンは、番号が小さいCOMポートに対応します。(この例では、奇数のピンは COM3 に対応し、偶数のピンは COM4 に対応します)。
   
   

   コム3		COM4
   ピン	信号名	ピン	信号名
   1	SIO_UART1_RXD	2	SIO_UART2_RXD
   3	SIO_UART1_TXD	4	SIO_UART2_TXD
   5	ティッカー	6	キー (ピンなし)
   7	SIO_UART1_RTS#	8	SIO_UART2_RTS#
   9	SIO_UART1_CTS#	10	SIO_UART2_CTS#

4. 両方のシステムで、[PuTTY.exe] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
   

5. [PuTTY 構成] ウィンドウの [カテゴリ] セクションで、[セッション] をクリックします。

   1. [Serial line] フィールドに、このシステムのステップ 3 で決定した COM ポート番号を入力します。
   2. [接続の種類] で [シリアル] をクリックします。
      



6. [カテゴリ] セクションで、[シリアル番号>接続] をクリックします。

   1. [接続するシリアル回線] フィールドに、前の手順で設定した COM ポートが表示されていることを確認します。
   2. フロー制御を RTS/CTS に設定します。
   3. [ 開く ] をクリックします。これにより、選択したポートとの通信セッションが開始されます。
      



7. PuTTY 通信ウィンドウのどちらのシステムでも、判読可能なテキストを入力します。テキストは、他のシステムの通信ウィンドウにのみ表示され、テキストの入力に使用されたシステムには表示されない。