Ctrl+R ベースのハードウェア・インテル® RAID・コントローラーでの外部 RAID アレイのインポート

現象 / 問題点

これまで正常に機能していたアレイは、停電後や RAID カードを交換した後は認識されません。その結果、 POST 中に " 外部構成が見つかりました " というメッセージが表示されます。

解決方法

まず、外部構成とは、通常、コンピューター・システムに取り付ける交換用ドライブのセットに既に存在する RAID 構成を指します (このリファレンスは、対応する インテル® RAID ソフトウェア ユーザーガイドの付録 B からのものです)。ただし、インテル® RAID Controllerを交換するときにも外部構成が発生する可能性があります。または、物理ドライブがあるサーバーから別のサーバーに移動された場合に発生する可能性があります。

始める前に何かする必要がありますか?

• インテル RAID Controllerを交換したばかりの場合は、ドライブを接続して RAID 構成をインポートする前に、必ず RAID ファームウェアをアップグレードしてください。
• コントローラーが新しい場合は、RAID ファームウェアをアップグレードするまでドライブを接続しないでください。
• データがバックアップされ、安全であることを常に確認してください。 詳細を確認する

アダプターの POST メッセージに 外部 構成 が見つかりました というメッセージが表示されたら、プロンプトが表示されたら F キーまたは Ctrl + R キーを押して RAID BIOS を起動します。考えられる 2 つのシナリオのいずれかに従います。

シナリオ#1に従うにはどうすればよいですか?

一部のドライブは Frn-Ba (外国不良) としてマークされています。以下は、RAID BIOS が Physical Drive (PD) Management メニューに表示する例です。

1. マークされた各 Frn-Bad ドライブのプロパティに移動し、以下に示すように、一度に 1 つずつ [ 未構成を良好にする] を選択します。
   
   
   手動でドライブを未構成にすると、ドライブのステータスが Frn-bad から Foreign に変わります。
2. Ctrl-R RAID BIOS を終了し、システムを再起動します。ボリュームが再検出され、オペレーティング・システムが再起動します。

シナリオ#2に従うにはどうすればよいですか?

インテル® RAID ソフトウェアユーザーガイドに関する情報を確認する

1. コントローラーに有効な構成がない場合は、構成が存在しないことを示す RAID 画面が表示されます。ただし、右側には、外部設定情報が利用可能であるというリマインダーがあります。

   

2. [外部ビュー] メニューを表示するには、Ctrl + N キーを 4 回押して、上部のタブ間を移動します。

   

3. 上記の例では、外部構成に 1 つの仮想ドライブ (VD) があることに注意してください。すべての構成または仮想ドライブが存在することを確認します。そうでない場合は、[ PD Mgmt ] タブを使用して、すべての物理ドライブが期待どおりに存在することを確認します。ドライブが見つからない場合は、システムの電源を切り、すべてのケーブルとドライブの取り付けを再確認します。
4. 外部構成をインポートするには、上矢印を使用してインテル® RAID Controllerを選択します。

   

5. 次に、F2を押してインテル® RAID Controllerで操作を実行します。 外部設定のポップアップメニューが表示されます。Enter キーを押して [外部構成 ] メニューを開き、[ インポート ] または [クリア] の選択肢が表示されます。

   

6. インポートが強調表示されていることを確認し、Enter キーを押します。
7. このプロセスを実行するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

   

8. [ はい ] を強調表示して Enter キーを押します。
9. これで、システムは VD 管理 メニューに戻ります。想定される VD がオンラインであることに注意してください。

   

10. これで、Esc キーを押し、Ctrl + Alt + DEL キーを押して再起動することで、RAID BIOS を安全に終了できます。
    
11. 通常のブート中にドライブが検出された後、システムは仮想ドライブ(VD)が1台インストールされ、動作していることを確認する必要があります。