インテル® イーサネット 800 シリーズ (800 シリーズ) は、次世代の インテル® イーサネット コントローラーおよびネットワーク アダプターです。インテル® イーサネット 800 シリーズは、強化されたプログラマブル・パイプラインで設計されており、より深く、より多様なプロトコル・ヘッダー処理を可能にします。このオンチップ機能は、ダイナミック・デバイス・パーソナライゼーション (DDP) と呼ばれます。インテル® イーサネット 700シリーズ(700シリーズ)のオプションDDPソリューションとは異なり、800シリーズのDDP実装は、ネットワークパケット処理パイプラインの主要な機能に不可欠です。700 シリーズと同様に、拡張 DDP プロファイルは、特定の機能のためにデバイスごとにロードできます。800 シリーズでは、DDP プロファイルはデバイスごとのドライバのロード時に動的にロードされます。
汎用 DDP パッケージは、データプレーン開発キット (DPDK) が提供するものも含め、Windows*、ESX*、FreeBSD*、Linux* オペレーティング・システムでサポートされているすべての 800 シリーズ・ドライバーとともに自動的にインストールされます。この汎用 DDP パッケージは、OS 既定パッケージと呼ばれます。特定の市場セグメントのパケット処理ニーズに対応するために、追加のDDPパッケージが利用可能になります。たとえば、通信 (通信) DDP パッケージは、OS-Default パッケージのプロトコルに加えて、GTP および PPPoE プロトコルをサポートするために開発されました。通信 DDP パッケージは DPDK 19.11 で利用可能で、Linux* オペレーティング・システムの 800 シリーズ ice ドライバーでもサポートされます。
このドキュメントでは、さまざまなオペレーティングシステムでDDPパッケージがロードまたは選択される方法、DDP機能の利点、およびOS-DefaultDDPパッケージでサポートされているパケットタイプについて説明します。また、パケットをハードウェアキューに送信するフィルターなど、DDPの使用例も含まれています。
インテル® イーサネット・コントローラー E810 ダイナミック・デバイス・パーソナライゼーション (DDP) テクノロジー・ガイド