通常モードでは、PLL フィードバック・パスはグローバル・クロック・ネットワークから供給され、その特定の PLL クロック出力に対するクロック遅延を最小限に抑えてレジスターします。
ゼロ遅延バッファー・モードでは、PLL フィードバック・パスは専用の PLL 外部出力ピンに限定されます。ピン上のクロック信号駆動型オフチップ PLL_OUT
は、PLL クロック入力と位相整合しており、クロック入力と外部クロック出力間の遅延を最小限に抑えます。PLL を使用して内部クロック・ネットワークを駆動する場合、そのクロック・ネットワークにも対応する位相シフトがあります。
補償なしモードでは、PLL フィードバック・パスは PLL ループに限定されます。これはグローバル・クロック・ネットワークや外部ソースからのものではありません。クロック・ネットワーク補償がありませんが、このモードではクロックのジッターを最小限に抑えます。このモードでは、I/O エレメント (IOE) レジスターの保持時間がプラスになる場合があります。手動で位相シフトを行えば、この問題を補償できます。