Quartus® II ソフトウェアのバージョン 11.0 以前では、HardCopy IV デバイスまたは HardCopy III デバイスを対象とした HardCopy® リビジョンをコンパイルすると、フィッターステージが対応するFPGAリビジョンよりもはるかに長い時間実行されることがあります。これは、HardCopy リビジョンのグローバル・ルーティング・リソースに割り当てられないファンアウト信号が高いデザインの場合に生じる場合があります。これらのシグナルは、FPGA・リビジョンではグローバル・ルーティング・リソースにプロモーションされている可能性がありますが、HardCopy リビジョンではプロモーションされていません。
デザインに影響があるかどうかを確認するには、Fitter レポートのリソースセクションにある「グローバルでない高ファンアウト信号」セクションを確認してください。ファンアウトが 10,000 を超える信号がある場合、グローバル・ルーティング・リソースに信号をプロモーションすると、HardCopy リビジョンのフィッター時間が短縮される可能性があります。グローバル・ルーティング・リソースに信号を割り当てるには、Quartus® II 設定ファイル(.qsf)に次の割り当てを追加します。
set_instance_assignment -name GLOBAL_SIGNAL ON -to
この動作は、今後のバージョンの Quartus® II ソフトウェアで対処される予定です。