インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: プログラマー

ID 683039
日付 6/10/2019
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ドキュメント目次

1.2.3.2. パーシャル・リコンフィグレーション・ビットストリームの互換性チェック

部分リコンフィグレーション・ビットストリームの互換性チェックでは、リコンフィグレーション・ビットストリームの互換性を検証して、互換性のないPRビットストリームを使用したコンフィグレーションを防止します。
図 11. PRビットストリームの互換性チェック 

次のセクションでは、 インテル® Stratix® 10そして インテル® Arria® 10 PRデザインのためのPRビットストリームの互換性チェックのサポートについて説明します。 

インテル® Stratix® 10 PRビットストリームの互換性チェック 

インテル® Stratix® 10デザインでは、PRビットストリームの互換性チェックは、デフォルトでCompilerと インテル® Stratix® 10デフォルトでセキュアー・デバイス・マネージャー(SDM)ファームウェアを自動的にイネーブルされます。 PRビットストリームの互換性チェックがイネーブルされている場合、PRデザインには次の制限が適用されます。

  • Compilerは、最大255個のPR領域を許可します。 
  • Compilerは、親PR領域の子PR領域を最大15個許可します。 
  • Compilerでは、最大6つの階層的なパーシャル・リコンフィグレーション・レイヤーを使用できます。

PRビットストリームの互換性チェックがイネーブルされているときにPRデザインがこれらの制限を超えると、Compilerはエラーを生成します。

この制限で許可されているよりも多くのPR領域が必要な場合、または インテル® Stratix® 10デザインのPRビットストリームの互換性チェックを無効にする場合、.qsfファイルに次の割り当てを追加できます。
set_global_assignment -name ENABLE_PR_POF_ID OFF

インテル® Arria® 10 PRビットストリームの互換性チェック

インテル® Arria® 10デザインの場合、IPカタログから インテル® Arria® 10 /Cyclone 10 FPGA IPをインスタンス化するときにEnable bitstream compatibility checkオプションをオンにして、PRビットストリーム互換性チェックをは無効にします。

次に、ソフトウェアはパーシャル・リコンフィグレーション PRビットストリーム・ファイル( .rbf )を検証します。ソフトウェアが互換性のないビットストリームを検出した場合、PR操作は停止し、 status出力はエラーを報告します。 PR .pof IDは、PRビットストリームの71番目のワードとしてエンコードします。

Enable bitstream compatible checkをオンにすると、PR Controller IPコアはPR bitstream IDを作成し、コンフィグレーション・ダイアログ・ボックスにビットストリームIDを表示します。