AN 936: JTAGインターフェイスを介したSDMコマンドの実行

ID 683313
日付 3/29/2021
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1.1. 概要

インテル® FPGAは、 インテル® Stratix® 10デバイス以降のすべてのFPGAデバイスで、セキュア・デバイス・マネージャー (SDM) のアーキテクチャーを実装しています。SDMは、 インテル® Stratix® 10コンフィグレーション・ユーザーガイドで説明されている三重冗長ロックステップ・プロセッサーとその他のコンポーネントで構成されます。

SDMとは、メールボックス・インターフェイスを介して通信することができます。図1に示すように、次のインターフェイスのいずれかを使用して、SDMのメールボックス・ブロックにアクセスします。
  1. JTAGインターフェイス
  2. HPSインターフェイス
  3. ソフトIPを使用しているFPGAコア・インターフェイス

このアプリケーション・ノートは、JTAGインターフェイスを介したSDMへのアクセスに関する情報のみを提供します。

FPGAコア・インターフェイスからSDMにアクセスする方法の詳細については、Mailbox Client Intel® FPGA IP User Guideを参照してください。

次の図は、セキュア・デバイス・マネージャー・ハードウェアのブロック図です。この図は、SDMでデバイスとの通信に使用できるさまざまなインターフェイスを示しています。

図 1. SDMのブロック図