Arria 10 SoC バーチャル・プラットフォーム ユーザーガイド

ID 683326
日付 9/16/2015
Public
ドキュメント目次

1.2. Arria 10 SoCバーチャル・プラットフォームのブロック図

次の図は、 Arria® 10 SoCデバイスの詳細を表しています。 Arria® 10 SoCバーチャル・プラットフォームでモデル化されているモジュールは、図中で黄色でハイライトされています。

図 1. Arria 10 SoCバーチャル・プラットフォームのブロック図
注: 現行ではSystem ManagerおよびClock Managerのモジュールは、それぞれ Arria® V SoCデバイスSystem ManagerおよびClock Managerのレジスタ・セットからモデル化されています。
表 1.  Arria 10 SoCバーチャル・プラットフォームでモデル化されるモジュール
モジュール 説明
デュアル ARM® Cortex® -A9 MPCore™ プロセッサ FPUサポートと1個のスヌープ制御ユニット(SCU)を備えた Cortex® -A9を2個含みます
ARM® L2 Cache(PL310) 512 KBの共有・統一キャッシュ・メモリ
汎用割り込みコントローラ(GIC) 割り込みマップへ部分的なサポートを提供します。
システム・インタコネクト(Arteris™ FlexNOC®ネットワーク・オン・チップ(NoC))

以下で構成されます

  • メイン・レベル3(L3)インタコネクト
  • SDRAM L3インタコネクト
  • レベル4(L4)バス
メモリ・モジュール
  • ブートROM
  • オンチップRAM
16550互換のUART(2個) 各UARTは個別のコンソールとインタラクト可能です
I2Cコントローラ(4個) Arria 10 SoC内に5個あるI2Cコントローラの4個はモデル化され、2個はイーサネットPHY通信にオプションで使用可能です
イーサネット・コントローラ(2個) 3個あるイーサネット・コントローラの2個はバーチャル・プラットフォームでモデル化されています
USB 2.0 OTGコントローラ(2個) 両方のUSBはマス・ストレージのサポートを提供します
注: USBコントローラは、以下のUSBストレージ・デバイスで動作することが検証済みです
  • PQI Cool Drive 350、最大2GB
  • Apacer 4GB
  • Silicon Power 4GB
  • Pretec I-Disk 512MB
SPIマスタ・コントローラおよびスレーブ・コントローラ(各2個) full-duplexモードおよびhalf-duplexモードをサポートします
Quad SPIフラッシュ・コントローラ シリアルNORフラッシュ・デバイスへのアクセスに使用されます
SD/MMCコントローラ 外部SDおよびMMCフラッシュ・カード、セキュア・デジタルI/Oデバイスとのインタフェース接続に使用されます
クロック・マネージャ 1 HPSで生成される全てのクロックをコンフィギュレーションするためにソフトウェア・プログラマブル・クロック・コントロールを提供します
システム・マネージャ1 システム統合の一部として外部コントロール信号を必要とするシステム機能をはじめとするモジュールを制御するロジックとレジスタを含みます
リセット・マネージャ HPSおよびFPGAファブリック内の様々なソースからのリセット要求をもとにモジュール・リセット信号を生成し、モジュール・リセット・コントロール・レジスタへソフトウェアを書き込みます
DMA 統合されたDMAコントローラを使用せずモジュールへ広帯域幅のデータ転送を提供します。DMAコントローラは ARM® Corelink DMAコントローラ(DMA-330)を基にしています。
FPGAマネージャ SoC FPGAデバイスのFPGA部分を管理・モニタします
タイマ(4個) 汎用タイマはレベル4(L4)ペリフェラル・バスに接続されています
GPIOモジュール(3個) 汎用I/Oインタフェース
FPGA-HPS間のブリッジ HPS内のペリフェラルとメモリへのアクセスを提供します
HPS-FPGA間のブリッジ FPGAファブリックへ幅がコンフィギュレーション可能で、かつ高性能なマスタ・インタフェースを提供します
ライトウェイトHPS-FPGA間のブリッジ FPGAファブリックへ低性能なインタフェースを提供します
Arria 10 SoCバーチャル・プラットフォームのモデル化に関する詳細は、「付録 B:メモリ・マップと割り込みマップ」を参照してください。
1 このモジュールのレジスタ・セットは、 Arria® V SoCデバイスからモデル化されます