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1.4. データのセットアップとホールドにおけるタイミングスラックの評価
ASコンフィグレーション・スキームでは、FPGAはPOR後にコンフィグレーション・プロセスを開始します。コンフィグレーション・プロセス中、FPGAはデバイスIDの読み出し、通常の読み出し、一括消去などのフラッシュ操作コマンドを発行します。FPGAがコンフィグレーション・デバイスからデータを正しく読み出すことができることを確認する必要があります。これは、セットアップ時間のtDSUおよびホールド時間のtDHが、それぞれのFPGAデバイスのデータシートで説明されている要件を満たしていることを確認することで行います。システムのtDSUおよびtDHを評価するには、次のガイドラインに従います。
図 7. FPGAとEPCQ-A間におけるボードトレースのブロック図他の種類のコンフィグレーション・デバイスまたはフラッシュをFPGAはサポートします。
データのセットアップにおけるタイミングスラックは、データの最小セットアップ時間であるtDSU以上にする必要があります。
tDCLK – (tBT_DCLK + tCLQV + tBT_DATA) ≥ tDSU
ホールドのタイミングスラックは、データの最小ホールド時間であるtDH以上にする必要があります。
tBT_DCLK + tCLQX + tBT_DATA ≥ tDH
- tDCLK = DCLKサイクルの期間
- tBT_DCLK = FPGAからEPCQ-AにおけるDCLKのボードトレース伝播遅延
- tCLQV = クロックLowから有効な出力まで
- tCLQX = 出力ホールド時間
- tBT_DATA = EPCQ-AからFPGAにおけるDataのボードトレース伝播遅延
- tDSU = FPGAに必要なデータの最小セットアップ時間
- tDH = FPGAに必要なデータの最小ホールド時間