インテルのみ表示可能 — GUID: bgj1583303966227
Ixiasoft
1.5.1.1. IBISシミュレーション例
このボードガイド・デザイン・ガイドラインでは、次のIBISシミュレーションを実行し、DCLK信号およびDATA信号で達成可能な最小遅延と最大遅延を見積もるためのトポロジーに関する推奨事項を提供しています。
次のIBISシミュレーション例では、DCLK信号でRCネットワークまたはバッファーをさらに追加し、FPGA26およびEPCQ-AのIBISモデルを使用しています。シミュレーション結果は、DCLKに追加された遅延が実際のFPGAのtDHおよびtDSU仕様を満たすのに十分であること、および信号品質に問題がないことを確認するために使用されます。
Arria® V、 Cyclone® V、 Stratix® Vデバイスに向けたIBISシミュレーションのセットアップ
- 次のIBISシミュレーション例では、 Cyclone® V LVTTL-3.0V I/Oモデルが使用されています。
- DCLK: lvttl30_ctnio_d12s1
- DATA: lvttl30_ctnio_d8s1
- Arria® V LVTTL-3.0V I/Oモデル
- DCLK: lvttl30_ctio_d12s1
- DATA: lvttl30_ctio_d8s1
- Stratix® V LVTTL-3.3V I/Oモデル
- DCLK: lvttl_ctnio_d12s1
- DATA: lvttl_ctnio_d8s1
-
表 22. DCLKピンおよびDATAピンで使用されるRLCの値RLCの値は、パッケージのサイズによって異なる場合があります。 ピン名 R (Ω) L (nH) C (pF) DCLK 252.71 2.26 1.07 DATA 633.45 5.61 1.74 - インテルEPCQ64ASI16Nモデルを使用
- 3.3V ±5 %でのVCCを、FPGAおよびフラッシュデバイスの両方で使用
- 50Ωのトレース・インピーダンスをもつ1インチのトレースを、標準的なFR4ボードで使用
- シミュレーションは、Slow ICコーナーとFast ICコーナーの両方で実施
さらに、Hyperlynx IBISシミュレーションを使用して特定のリンクの影響を予測します。特定のリンクの遅延は、次の図に示すように、デフォルトのセットアップ (コンフィグレーション1) と実際のシステム・セットアップ (コンフィグレーション2) でシミュレーションされた遅延を比較する手法を使用し、正確に見積もることができます。この手法を実際に使用してASコンフィグレーションのタイミングを測定する方法は、次の章で説明されています。
図 8. シミュレーションされた遅延の比較
注: 次の図に示すように、50%の電圧レベルでの信号の遅延を測定する際は、電圧レベルの50%で電圧を測定することによってIBISシミュレーションは実行されています。測定は、電圧入力Highレベル (VIH ) または電圧入力Lowレベル (VIL ) で行うことができます。
図 9. 電圧レベルでの遅延測定
26 次のIBISシミュレーション例には、 Cyclone® V FPGAが使用されています。