Agilex™ 7 電源供給ネットワークのデザイン・ガイドライン

ID 683393
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

3.3. リモート検出接続

ダイの検出ピンは、コア・ファブリック電圧レギュレーター用に提供されています。VCCL用の電圧レギュレーターの検出ラインは、パッケージに付属の差動ペアの検出ラインまたはピンに接続してください。電圧レギュレーターのフィードバック入力は、このFPGAダイのリモート検出ラインに接続する必要があります。

VIDやマルチ電圧デザインなど、 Agilex™ 7コアの検出ラインを使用する必要があります。また、仕様が厳しいため、Fタイル・トランシーバーの電源レールのデザインに検出ラインを追加する必要があります。VCCERT1_FHT_GXF電源レールには、パッケージレベルで専用の検出ピンが備わっています。

注: パッケージレベルに専用の検出ピンが備わっていない電源レールの場合でも、検出フィードバック・ピン付きの電圧レギュレーターを使用することで、IRドロップを補正できます。検出ピンを見つけるには、パッケージレベルでその特定の電源レールの電力/電流分布をプロットするとともに、IRドロップ解析を実行する必要があります。これにより、電圧レギュレーターからさらに離れた位置にある、最大のIRドロップを持つピンを見つけます。
注: その特定の電源レール用にボードで使用される検出ラインは、LCフィルターの前に配置する必要があります。LCフィルターの後に検出ラインを配置すると、レールが発振し、電圧レギュレーターのフィードバック・ピン機能への入力となる電圧が不安定になります。電源レールがLDOを使用している場合、LCフィルターは不要です。