Agilex™ 7 エンベデッド・メモリー・ユーザーガイド

ID 683241
日付 12/17/2024
Public
ドキュメント目次

2.4. 非同期クリアと同期クリア

Agilex™ 7 の M20K および MLAB エンベデッド・メモリー・ブロックは、出力ラッチと出力レジスターで非同期クリアおよび同期クリアをサポートします。
注: M20K ブロックは、読み出しアドレスレジスターでの非同期クリアをサポートしますが、シンプル・デュアルポート・モードとシンプル・クアッドポート・モードにのみ制限されます。読み出しアドレスレジスターがクリアされている場合、M20Kではアドレス 0 のメモリーコンテンツを読み出します。

非同期クリア (aclr) 信号の場合、aclr 信号がアサートされると、RAM の出力はすぐにクリアされます。出力は、aclr 信号がデアサートされた後の次の読み出しサイクルまでクリアされたままになります。

同期クリア (sclr) 信号の場合、sclr 信号がアサートされると、RAM の出力は出力クロックの次の立ち上がりエッジでクリアされます。出力は、 sclr 信号がデアサートされた後の次の読み出しサイクルまでクリアされたままになります。

注: aclr 信号と sclr 信号はいずれも、それぞれの RAM のコンフィグレーションに対して個別に使用する必要があります。
図 5. レジスターモードでの非同期クリアと同期クリアの動作
図 6. レジスターされないモードでの非同期クリアと同期クリアの動作
図 7. 読み出しアドレスレジスターで非同期クリアが使用されている場合の動作 (レジスターモードとレジスターされないモード)