Agilex™ 7 エンベデッド・メモリー・ユーザーガイド

ID 683241
日付 12/17/2024
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ドキュメント目次

3.4. 電源投入時の状態とメモリーの初期化についての考慮事項

デザインロジックで電源投入時の初期値を評価する場合は、異なるタイプのメモリーブロックにおける電源投入時の状態を考慮します。
表 17.  エンベデッド・メモリー・ブロックにおける電源投入時の初期値
メモリータイプ 出力レジスター 電源投入時の値
MLAB 使用される 0 (クリアされている)
バイパスされる メモリーコンテンツを読み出し*
M20K 使用される 0 (クリアされている)
バイパスされる 0 (クリアされている)
eSRAM 使用される 未定義
* メモリーコンテンツについては、.mif を参照します。.mif がない場合は、電源投入時の値は 0 です (クリアされている)。

.mif でメモリーコンテンツを指定しない限り、 Quartus® Prime 開発ソフトウェアはデフォルトで、 Agilex™ 7 デバイスのエンベデッド・メモリー・ブロックを 0 に初期化します。

MLAB および M20K のエンベデッド・メモリー・ブロックは、.mif を使用する初期化をサポートします。メモリーが事前に初期化されている (.mif などを使用して) 場合でも、メモリーは出力がクリアされた状態で起動します。