Agilex™ 7 エンベデッド・メモリー・ユーザーガイド

ID 683241
日付 12/17/2024
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ドキュメント目次

4.1.7.1. RAM および ROM のパラメーター設定

表 29.   altera_syncram のパラメーター デザインファイルを手動で編集する際は、次のパラメーター・リストを使用します。
パラメーター名 選択可能な値 詳細
operation_mode

SINGLE_PORT

DUAL_PORT

BIDIR_DUAL_PORT

QUAD_PORT

ROM

メモリーブロックの動作モードです。
WIDTH_A ポート A のデータ幅です。
widthad_a ポート A のアドレス幅です。
numwords_a ポート A のメモリーブロックのデータワード数です。
outdata_reg_a

UNREGISTERED

CLOCK1

CLOCK0

ポート A のデータ出力レジスターのクロックです。
outdata_aclr_a

NONE

CLEAR1

CLEAR0

ポート A のデータ出力レジスターに対する非同期クリアです。outdata_reg_a パラメーターが UNREGISTERED に設定されている場合、このパラメーターは出力ラッチのクリア・パラメーターを指定します。
address_aclr_a

NONE

CLEAR0
ポート A のアドレス入力レジスターをクリアするオプションです。
width_byteena_a ポート A のバイト・イネーブル・バスの幅です。この幅は、width_a の値をバイトサイズで割った値に等しくする必要があります。デフォルト値の 1 は、バイト・イネーブルが使用されていない場合にのみ許可されます。
WIDTH_b ポート B のデータ幅です。
widthad_b ポート B のアドレス幅です。
numwords_b ポート B のメモリーブロックのデータワード数です。
outdata_reg_b

UNREGISTERED

CLOCK1

CLOCK0

ポート B のデータ出力レジスターのクロックです。
address_reg_b

CLOCK1

CLOCK0

ポート B のアドレスレジスターのクロックです。
outdata_aclr_b

NONE

CLEAR1

CLEAR0

ポート B のデータ出力レジスターに対する非同期クリアです。outdata_reg_b パラメーターが UNREGISTERED に設定されている場合、このパラメーターは出力ラッチのクリア・パラメーターを指定します。
address_aclr_b

NONE

CLEAR0
ポート B のアドレス入力レジスターをクリアするオプションです。
width_byteena_b ポート B のバイト・イネーブル・バスの幅です。この幅は、width_b の値をバイトサイズで割った値に等しくする必要があります。デフォルト値の 1 は、バイト・イネーブルが使用されていない場合にのみ許可されます。
intended_device_family

“Agilex 7”

シミュレーション目的で使用されるパラメーターです。
ram_block_type

AUTO

M20K

MLAB

メモリーブロックのタイプです。
byte_size

5

8

9

10

バイト・イネーブル・モードのバイトサイズです。
read_during_write_mode_mixed_ports

DONT_CARE

CONSTRAINT_DONT_CARE

NEW_DATA

OLD_DATA

NEW_A_OLD_B

Read-During-Write モードの動作です。
  • デフォルト値は DONT_CARE です。
  • NEW_DATA の値は、LUTRAM モードにおいて読み出しアドレスと出力データが書き込みクロックによってレジスターされる場合にのみサポートされます。
  • CONSTRAINED_DONT_CARE の値は、LUTRAM モードでのみサポートされます。
  • NEW_A_OLD_B の値は、operation_mode パラメーターが QUAD_PORT に設定されている場合にのみサポートされます。
init_file

*.mif

*.hex

初期化ファイルです。
init_file_layout

PORT_A

PORT_B
初期化ファイルのレイアウトです。
maximum_depth メモリー・ブロック・スライスの深度です。
clock_enable_input_a

NORMAL

BYPASS

ポート A の入力レジスターのクロックイネーブルです。
clock_enable_output_a

NORMAL

BYPASS

ポート A の出力レジスターのクロックイネーブルです。
clock_enable_input_b

NORMAL

BYPASS

ポート B の入力レジスターのクロックイネーブルです。
clock_enable_output_b

NORMAL

BYPASS

ポート B の出力レジスターのクロックイネーブルです。
read_during_write_mode_port_a

NEW_DATA_NO_NBE_READ

NEW_DATA_WITH_NBE_READ

OLD_DATA

DONT_CARE

ポート A の Read-During-Write 動作です。
read_during_write_mode_port_b

NEW_DATA_NO_NBE_READ

NEW_DATA_WITH_NBE_READ

OLD_DATA

DONT_CARE

ポート B の Read-During-Write 動作です。
ENABLE_ECC

TRUE

FALSE

ECC の機能を有効または無効にします。
ecc_pipeline_stage_enabled

TRUE

FALSE

  • 出力デコーダーの前に ECC パイプライン・レジスターを有効にするかを指定します。有効にすると、1 サイクルのレイテンシーが発生する代わりに、ECC なしのモードと同じパフォーマンスが実現します。
  • このパラメーターを TRUE に設定する場合は、enable_ecc パラメーターを TRUE に設定する必要があります。
  • このパラメーターを TRUE に設定する場合は、outdata_reg_b パラメーターを UNREGISTERED に設定することはできません。
  • デフォルト値は FALSE です。
enable_ecc_encoder_bypass

TRUE

FALSE

ECC のエンコーダー・バイパス機能を有効または無効にします。
  • このパラメーターを TRUE に設定する場合は、enable_ecc パラメーターを TRUE に設定する必要があります。
enable_coherent_read

TRUE

FALSE

コヒーレント読み出し機能を有効または無効にします。
  • デフォルト値は FALSE です。
enable_force_to_zero

TRUE

FALSE

Force-to-Zero の機能を有効または無効にします。
  • デフォルト値は FALSE です。
optimization_option

AUTO

HIGH_SPEED

LOW_POWER

RAM ブロックを最適化する方法を指定します。
  • AUTO が選択されている場合、フィッターは、RAM ブロックを High_Speed モードにするか Low_Power モードにするかを決定します。
  • High_Speed または Low_Power を選択する場合は、RAM のブロックタイプを M20K にする必要があります。