Advanced SEU Detection インテル® FPGA IPユーザーガイド

ID 683542
日付 3/26/2019
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ドキュメント目次

2.2. オフチップ・ルックアップ・センシティビティー・プロセス

Advanced SEU Detection IP コアは、エラー検出ブロックのEMRのコンテンツを解析し、システム・プロセッサーに情報を提供します。プロセッサーは障害がデバイスの動作に影響するかを判断します。システム・プロセッサーは、.smhに対してルックアップを実行するアルゴリズムを実装します。

オフチップ・ルックアップ・センシティビティー・プロセスは、次の2つのコンポーネントで構成されています。

  • CRCブロックのEMRのコンテンツを解釈し、プロセッサー・インターフェイスに情報を提供するデザインロジック
  • オフロードされたEMRのコンテンツを格納するキャッシュ
図 3. オフチップ・ルックアップ・センシティビティー・プロセスのシステム概要

EMR処理ユニットはSEUの際に、EMR Unloader IP コアによってCRCブロックからオフロードされたEMRのコンテンツを分析します。EMR処理ユニットは、それぞれに一意のEMRの値をキャッシュがフルになるまでキャッシュに書き込みます。キャッシュがフルになると、システム・インターフェイスにキャッシュ・オーバーフロー・フラグをアサートします。

キャッシュに新しい値が書き込まれるたびに、EMR処理ユニットはプロセッサーに割り込みをアサートします。システム・プロセッサーはEMR値を読み取り、.smhに対してルックアップを実行することでCRAM位置の重要度を判断します。システム・プロセッサーが割り込みを処理した後、EMR処理ユニットはキャッシュラインを進め、キャッシュに未処理のEMR値がある場合は割り込みアサートを追加で生成します。

SMHルックアップの後、システム・プロセッサーは必要な修正応答を決定します。