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2.4.5. 動的に制御されるオンチップ終端 (OCT)
動的OCTにより、データ転送中に直列終端 (RS) と並列終端 (RT) を動的にオンまたはオフすることができます。この機能は、DDRメモリーと接続しているなど、外部メモリー・インターフェイスを備えたFPGAで特に有効です。
動的OCTは、データ伝送時に並列終端が消費する一定のDC電力を排除するため、従来の終端に比べて消費電力が削減されます。並列終端は、HSTLやSSTLなどのI/O Standardが使用されている外部メモリーと接続するアプリケーションにおいて非常に有効です。並列終端は動的なOCTをサポートしており、これは双方向インターフェイスに効果的です。
特定のデバイスにおける動的OCTに関しては、Intel Stratix 10 General Purpose I/O User Guideまたは、 インテル® Arria® 10コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック を参照ください。
OCTを使用したDDR3インターフェイスの消費電力削減例
並列OCTで消費される静的電流は、VCCIO電圧を100 Wで割った値に等しくなります。SSTL-15を備えるDDR3インターフェイスの場合、1つのピンあたりの静的電流は次のようになります。
よって、静的消費電力は次のようになります。
72のDQピンおよび18のDQSピンを備えるインターフェイスの場合、静的消費電力は次のようになります。
動的な並列OCTは、書き込み動作中の並列終端をディスエーブルするため、書き込みが50%の時間で行われるとすると、動的な並列OCTによって削減される消費電力は次のようになります。
Stratix® IVデバイスでの動的OCTに関しては、 Stratix® IV Device Handbookの関連する章を参照ください。