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1.3.2.1.2. 消費電力解析に向けたStandard Delay Outputの生成
消費電力解析の精度向上のため、バックアノテーションされた遅延推定を含むStandard Delay Output (.sdo) ファイルを、 ModelSim* でのシミュレーションに対し生成できます。それにより ModelSim* でのシミュレーショにおいて、電力解析の入力として使用するより正確な.vcdを出力することができます。.sdoを生成する前に、Fitter (Finalize) をかならず実行してください。
注: EDA Netlist Writerは現在、 インテル® Stratix® 10デザインの ModelSim* シミュレーターでのVerilog .voシミュレーションに向けた.sdoファイルの生成のみをサポートしています ( ModelSim* - Intel® FPGA Editionではありません)。EDA Netlist Writerは現在、他のシミュレーターやデバイスファミリーに向けての.sdoファイルの生成をサポートしていません。
電力解析におけるSDOの使用
- Assignments > Settings > EDA Tool Settings > Simulationの順にクリックします。Tool nameで、 ModelSim* およびVerilogをFormat for output netlistに選択します。
- More EDA Netlist Writer Settingsをクリックします。Enable SDO Generation for Power EstimationをOnに設定します。Generate Power Estimate ScriptsをALL_NODESに設定します。
図 8. EDA Netlist Writerのその他の設定
- フィッターを実行するには、Processing > Start > Start Fitter (Finalize) の順でクリックします。
- デザインの機能を適切に行う代表テストベンチ (.vt) を作成します。
- 出力.vcdの信号に適切な階層レベルを指定するには、プロジェクトの.qsfファイルに次のラインを追加します。
set_global_assignment -name EDA_TEST_BENCH_DESIGN_INSTANCE_NAME <DUT instance path> -section_id eda_simulation
2 - フィッターの処理が完了したら、Processing > Start > Start EDA Netlist Writerの順にクリックします。EDA Netlist Writerは次のファイルを/<project>/simulation/modelsim/power/に生成します。
- <project>.vo (デフォルトで、.sdoファイルへのリファレンスを含みます。)
- <project>_dump_all_vcd_nodes.tcl—.vcdに保存するノードを指定します。
- <project>_v.sdo—バックアノテーションされた遅延推定です。
- デザインおよびテストベンチをロードするための ModelSim* スクリプト (.do) を作成し、 ModelSim* を開始します。その後、.doスクリプトをソースします。
- ModelSim* が.vcdファイルに含める信号を指定するには、 ModelSim* の*_dump_all_vcd_nodes.tclをソースします。
- .vcdファイルを生成するには、テストベンチとネットリストを ModelSim* でシミュレーションします。.vcdファイルは指定に基づき生成されます。
- .vcdを電力解析への入力として指定します。詳細は、消費電力解析のための信号アクティビティー・データの生成 を参照ください。
2 インスタンス名だけでなく、テストベンチの完全な階層パスを指定してください。たとえば、cだけではなく、a|b|cを指定します。