インテル® Quartus® Prime プロ・エディション ユーザーガイド: スクリプティング

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ID 683432
日付 9/24/2018
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ドキュメント目次
ドキュメント目次 x
1. Tclスクリプティング 2. コマンドライン・スクリプティング A. インテル® Quartus® Prime プロ・エディションユーザーガイド
1. Tclスクリプティング x
1.1. ツールコマンド言語 1.2. インテル® Quartus® Prime Tclパッケージ 1.3. インテル® Quartus® Prime Tcl APIのヘルプ 1.4. 終端間デザインフロー 1.5. プロジェクトの作成およびアサインメントの作成 1.6. デザインのコンパイル 1.7. レポート 1.8. タイミング分析 1.9. スクリプト実行の自動化 1.10. その他のスクリプティング機能 1.11. インタラクティブ・モードでの インテル® Quartus® Prime Tclシェルの例 1.12. tclshシェル 1.13. Tclスクリプティングの基礎知識 1.14. Tclスクリプティングの改訂履歴
1.2. インテル® Quartus® Prime Tclパッケージ x
1.2.1. パッケージの読み込み
1.3. インテル® Quartus® Prime Tcl APIのヘルプ x
1.3.1. コマンドライン・オプション 1.3.2. インテル® Quartus® Prime Tcl Consoleウィンドウ
1.3.1. コマンドライン・オプション x
1.3.1.1. Tclスクリプトの実行 1.3.1.2. インタラクティブ・シェル・モード 1.3.1.3. Tclとしての評価
1.6. デザインのコンパイル x
1.6.1. flowパッケージ 1.6.2. すべてのリビジョンのコンパイル
1.7. レポート x
1.7.1. csv形式でのレポートデータの保存
1.9. スクリプト実行の自動化 x
1.9.1. 実行例 1.9.2. 処理の制御 1.9.3. メッセージの表示
1.10. その他のスクリプティング機能 x
1.10.1. ナチュラル・バス・ネーミング 1.10.2. 短いオプション名 1.10.3. コレクション・コマンド 1.10.4. post_messageコマンド 1.10.5. コマンドライン引数へのアクセス 1.10.6. The quartus() 配列
1.10.3. コレクション・コマンド x
1.10.3.1. foreach_in_collectionコマンド 1.10.3.2. get_collection_sizeコマンド
1.10.5. コマンドライン引数へのアクセス x
1.10.5.1. cmdlineパッケージの使用
1.13. Tclスクリプティングの基礎知識 x
1.13.1. Hello Worldの例 1.13.2. 変数 1.13.3. 置換 1.13.4. 演算 1.13.5. リスト 1.13.6. 配列 1.13.7. 制御構造 1.13.8. プロシージャー 1.13.9. ファイルI/O 1.13.10. 構文およびコメント 1.13.11. 参考文献
1.13.3. 置換 x
1.13.3.1. 変数値の置換 1.13.3.2. ネストしたコマンドの置換 1.13.3.3. バックスラッシュの置換
2. コマンドライン・スクリプティング x
2.1. コマンドライン実行コマンドの利点 2.2. コマンドライン・スクリプティングのヘルプ 2.3. コマンドライン・オプションを使用したプロジェクト設定 2.4. quartus_sh --flowを使用したコンパイルフロー 2.5. テキストベースのレポートファイル 2.6. スクリプトでのコマンドライン実行コマンドの使用 2.7. QFlowスクリプト 2.8. コマンドライン・スクリプティングの改訂履歴
2.3. コマンドライン・オプションを使用したプロジェクト設定 x
2.3.1. オプションの優先順位
1. Tclスクリプティング
2. コマンドライン・スクリプティング
A. インテル® Quartus® Prime プロ・エディションユーザーガイド

1.9. スクリプト実行の自動化

コンパイルのさまざまな時点でスクリプトが自動的に実行されるようにコンフィグレーションすることができます。 この機能を使用して、カスタムレポートを実行し、特定のアサインメントを作成し、他の多くのタスクを実行するスクリプトを自動的に実行します。

次の3 つのグローバル・アサインメントは、スクリプトが自動的に実行される時期を制御します。

  • PRE_FLOW_SCRIPT_FILE - フローの開始前
  • POST_MODULE_SCRIPT_FILE - モジュールの終了後
  • POST_FLOW_SCRIPT_FILE - フローの終了後

モジュールとは、フロー内で1つのステップを実行する インテル® Quartus® Prime実行コマンドです。たとえば、論理合成 (quartus_syn) とタイミング分析 (quartus_sta) の2つのモジュールです。

フローとは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアが定義済みのオプションで実行する一連のモジュールです。たとえば、デザインのコンパイルは、一般に（指示されたモジュールによって実行される）次のステップで構成されるフローです。

  1. 論理合成 (quartus_syn)
  2. フィッター （quartus_fit）
  3. アセンブラー （quartus_asm）
  4. タイミング・アナライザー (quartus_sta)

その他のフローについては、execute_flow Tclコマンドのヘルプで説明しています。さらに、 インテル® Quartus® Prime GUIのProcessingメニューのコマンドの多くは、このデザインフローに対応しています。

自動的にスクリプトを実行するようにアサインメントを作成するには、次の形式でアサインメントをプロジェクトの.qsfに追加します。 

set_global_assignment -name <assignment name> <executable>:<script name>

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアがスクリプトを実行します。 

<executable> -t <script name> <flow or module name> <project name> <revision name>

argv変数（またはquartus (args)変数）に引き渡される第１引数は、使用するアサインメントに応じて、実行中のフローまたはモジュールの名前になります。第2引数はプロジェクトの名前、第3引数はリビジョンの名前です。

最後のプロセス、現在のプロジェクト、および現在のリビジョンは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアによって引き渡され、以下のコマンドでアクセスすることができます。 
set process  [lindex $quartus(args) 0]
set project  [lindex $quartus(args) 1]
set revision [lindex $quartus(args) 2]

project_open $project -revision $revision

POST_MODULE_SCRIPT_FILEアサインメントを使用する場合、指定されたスクリプトはフロー内のすべての実行コマンドに続いて自動的に実行されます。モジュール名（スクリプトに引き渡された第1引数）との文字列比較を使用して、スクリプト処理を特定のモジュールに分離することができます。

レベル 2 の表題