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1.1. ツールコマンド言語
1.2. インテル® Quartus® Prime Tclパッケージ
1.3. インテル® Quartus® Prime Tcl APIのヘルプ
1.4. 終端間デザインフロー
1.5. プロジェクトの作成およびアサインメントの作成
1.6. デザインのコンパイル
1.7. レポート
1.8. タイミング分析
1.9. スクリプト実行の自動化
1.10. その他のスクリプティング機能
1.11. インタラクティブ・モードでの インテル® Quartus® Prime Tclシェルの例
1.12. tclshシェル
1.13. Tclスクリプティングの基礎知識
1.14. Tclスクリプティングの改訂履歴
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1.13.9. ファイルI/O
Tcl にはファイルとの間で読み書きするコマンドがあります。ファイルは、開いてから読み書きし、読み書き操作が終了すれば閉じる必要があります。
ファイルを開くには、 openコマンドを使用し、ファイルを閉じるには、closeコマンドを使用します。ファイルを開くときには、ファイル名とファイルを開くモードを指定します。モードを指定しない場合、Tclはデフォルトで読み取りモードになります。ファイルに書き込むには、書き込みモードにwを指定します。
ファイルを書き込み用に開く
set output [open myfile.txt w]
Tclはその他にも、既存ファイルへの追加や、同じファイルとの間の読み取り/書き込みなどのモードをサポートしています。
openコマンドは、読み取りまたは書き込みアクセスに使用するファイルハンドルを返します。 putsコマンドを使用すると、ファイルハンドルを指定してファイルに書き込むことができます。
ファイルへの書き込み
set output [open myfile.txt w] puts $output "This text is written to the file." close $output
getsコマンドでは一度に1行だけファイルを読み込むことができます。 getsコマンドを使用して、ファイルの各行を読み込み、その行番号とともに出力します。
ファイルからの読み込み
set input [open myfile.txt] set line_num 1 while { [gets $input line] >= 0 } { # Process the line of text here puts "$line_num: $line" incr line_num } close $input