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1. インテル® FPGA Power and Thermal Calculatorの概要
2. インテル® FPGA Power and Thermal Calculatorでの消費電力の見積もり
3. インテル® FPGA Power and Thermal Calculatorのグラフィカル・ユーザー・インターフェイス
4. インテル® FPGA Power and Thermal Calculatorのページ
5. インテル® FPGA PTCの精度に影響する要素
6. インテル® FPGA Power and Thermal Calculatorユーザーガイドのアーカイブ
7. インテル® FPGA Power and Thermal Calculatorユーザーガイド改訂履歴
A. 静的消費電力の測定
4.1. インテル® FPGA PTC - Power Summary/Navigation
4.2. インテル® FPGA PTC - 共通のページ要素
4.3. インテル® FPGA PTC - Mainページ
4.4. インテル® FPGA PTC - Logicページ
4.5. インテル® FPGA PTC - RAMページ
4.6. インテル® FPGA PTC - DSPページ
4.7. インテル® FPGA PTC - Clockページ
4.8. インテル® FPGA PTC - PLLページ
4.9. インテル® FPGA PTC - I/Oページ
4.10. インテル® FPGA PTC - Transceiverページ
4.11. インテル® FPGA PTC - HPSページ
4.12. インテル® FPGA PTC - Cryptoページ
4.13. インテル FPGA PTC - NOCページ
4.14. インテル® FPGA PTC - HBMページ
4.15. インテル® FPGA PTC - Thermalページ
4.16. インテル® FPGA PTC - Reportページ
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2.4. デュアルコア・デバイスに向けた消費電力の見積もり
Stratix® 10 1SG10Mなどのデバイスには、2つのコアダイが含まれており、 インテル® FPGA PTCでは直接サポートされていません。これらのデバイスに対する消費電力の見積もりには、別の計算機と、 インテル® FPGA PTCからの出力、およびいくつかのトランシーバー・データが必要です。
パッケージの詳細
デバイスパッケージには 2つのコア・ファブリック・ダイが含まれており、それぞれに2つのトランシーバーが関連付けられています。下の図では、U1 と U2 で2つのコア・ファブリック・タイルを示しており、HSSI_* はそれぞれのトランシーバーを識別しています。
図 4. デュアルコア・パッケージのレイアウト

PTCファイルの生成と インテル® FPGA PTCへのデータのインポート
- Quartus® Prime開発ソフトウェアで、U1タイルのデザインに向けたPTCファイルを生成します。
- U1のスクリプトファイルを作成します (例: design_u1.epe_script)。これには、次の行を含めます。
import,<U1_name>.ptc export_output_fields, <U1_name>.epe_dump
- 次のコマンドを実行し、U1に向けた epe_dump ファイルを生成します。
quartus_ptc --epe_test_command=runscript --epe_input=design_u1.epe_script --family=nadder
- Power Estimators and Power Analyzer ページから 1SG10M_Calculator スプレッドシートをダウンロードします。
- 1SG10M_Calculator スプレッドシートを開きます。
- .epe_dump ファイルをスプレッドシートにインポートします。それには、スプレッドシートのメニューバーで、Data をクリックします。その後、From Text/CSV アイコンを選択します。
図 5. スプレッドシートのメニューバー
- ステップ3で作成した <U1_name>.epe_dump ファイルを選択し、Import をクリックします。
- Delimiter フィールドで Comma が選択されていることを確認し、Load をクリックします。詳細は、カンマ区切り文字の指定で示されています。
- .epe_dump ファイルがロードされたら、生成されたワークシートからすべてのデータをコピーしてU1ワークシートに貼り付け、既存のデータを置き換えます。詳細は、新しく生成されたワークシートで示されています。
- U2ダイに対して上記の手順を繰り返します。詳細は、U1ワークシートにコピーされたコンテンツで示されています。
図 6. カンマ区切り文字の指定

図 7. 新しく生成されたワークシート

図 8. U1ワークシートにコピーされたコンテンツ

スプレッドシートの解釈
Total_power_per_rail ワークシートには、U1とU2の両方の (この場合は、1SG10Mデバイス全体としての) 消費電力の概要が示されます。Inputs ワークシートには、Ambient Temp、Max Junction Temp、TJ-MAX 、HSSI 情報を提供する必要があります。
図 9. 入力タブ
Thermal ワークシートには、Ψ値とTSDオフセット値の概要が示されます。
図 10. Thermalワークシート
