Intel® FPGA SDK for OpenCL™: ベスト・プラクティス・ガイド

ID 683521
日付 12/08/2017
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ドキュメント目次

2.8.2. Global Memory Interconnect

高性能コンピューティングでは、読み書きアクセスのメモリー帯域幅を最大限に活用することが不可欠です。 OpenCL™システムには、さまざまな種類のグローバルメモリーインターコネクトが存在します。メモリー相互接続は、 ロード・ストア・ユニットLSU )と呼ばれることもあります。

GPUとは異なり、FPGAはアプリケーションに最適なカスタムLSUを構築できます。結果として、アプリケーションに理想的なLSUタイプを選択するOpenCLコードを書く能力が、デザインのパフォーマンスを大幅に向上させるのに役立つかもしれません。

デザインのHTMLエリアレポートを見直すと、システムレベルのグローバル・インターコネクトエントリーの値は、グローバル・メモリー・インターコネクトのサイズを表します。

図 35. OpenCLデザインにおけるグローバル・メモリー・インターコネクトのサイズを示すHTMLエリアレポート

HTMLレポートでは、メモリー・システム・ビューアは、グローバルメモリー相互接続を負荷(LD)、ストア(ST)、および接続(灰色線)として示しています。

図 36. OpenCLデザインにおけるグローバルメモリー相互接続のシステムビューア結果

Intel® FPGA SDK for OpenCL Offline Compilerは、デザインのメモリー・アクセス・パターンに基づいて、OpenCLシステム用の適切なタイプのLSUを選択します。例示的なLSUタイプには、連続アクセス(または連続アクセス)およびバースト・インターリーブ・アクセスが含まれています。 そして連続したメモリーアクセスとバースト・インターリーブされたメモリーアクセスとの間のアクセスパターンの違いをそれぞれ示しています。