Intel® FPGA SDK for OpenCL™: ベスト・プラクティス・ガイド

ID 683521
日付 12/08/2017
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ドキュメント目次

2.4. エリア情報の確認

<your_kernel_filename>/reports/report.htmlファイルには、OpenCLシステムのエリア使用に関する情報が含まれています。ソースコード(つまり、コードライン)またはシステムによってエリア使用量情報を表示することができます。

地域レポートには、以下の目的があります。

  • OpenCLシステム全体の詳細なエリア内訳を提供します。内訳はソースコードに関連しています。
  • 生成されたハードウェアを洞察し、潜在的な非効率性を解決するための提案を提供します。 
次の図に示すように、エリアレポートは3つの階層レベルに分かれています。
  • システムエリア
  • これは、すべてのカーネル、チャネル、インターコネクト、ボードロジックで使用されます。
  • カーネルエリア
  • オーバーヘッド(例えば、ディスパッチ・ロジック)を含めて、特定のカーネルによって使用されます。
  • 基本ブロックエリア
  • これは、カーネル内の特定の基本ブロックによって使用されます。基本的なブロックエリアは、ソースコードのブランチのないセクション(ループ本体など)を表します。
図 23. エリアレポートの階層
注: エリア使用量データは Intel® FPGA SDK for OpenCL™オフライン・コンパイラーが生成する見積もりです。 これらの見積もりは、最終的なエリア使用結果とは異なる場合があります。
レポート・メニューのView reports...のプルダウン・メニューで Area analysis by sourceまたはArea analysis of systemを選択します。