インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド

ID 683184
日付 7/10/2020
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ドキュメント目次

C.1. コンフィグレーション・ファイル

LIBRSUライブラリーは、リソースファイル /etc/librsu.rc に依存して、RSUの目的で使用されるログレベルおよびMTD QSPIパーティションを設定します。

表 16.  LIBRSUコンフィグレーション・ファイル・エレメント
エレメント 説明

Element # COMMENT

Usage: // COMMENT

Options: なし

1行コメントです。

Required?: いいえ

Element root

Usage: root {type} {path}

Options: type: Storage type = [qspi, datafile]

LIBRSUが管理するRSUデータ領域を含むストレージを指定します。データファイル・タイプはテスト目的で提供され、通常のファイルをRSUデータ領域として扱います。

Required?: はい

Element rsu-dev

Usage: rsu-dev {path}

Options:
  • path : Path to the RSU entries in Linux sysfs

LinuxのRSU sysfsエントリーのパスを指定します。

Required?: いいえ。指定しない場合、デフォルトで /sys/devices/platform/stratix10-rsu.0 になります。

Element log

Usage: log {level} [stderr|path]

Options:
  • level : Verbose level

    = [off, low, medium, high]

  • path : Path to a logfile for debug information
  • stderr (defaults to stderr)

コマンドの実行時にログファイルを開き、デバッグ情報を追加するようにLIBRSUに指示します。3つのレベルの冗長性が許可されます。ログはデフォルトでstderrに送信されます。

Required?: いいえ

Element write-protect

Usage: write-protect {slot}

Options: slot : Slot number

指定されたスロットを変更する試行をブロックするようにLIBRSUに指示します。選択したスロットの優先度は、他のスロットへの変更に基づいて変更される場合があります。このオプションは複数回使用できます。

Required?: いいえ

デフォルト値は次のとおりです。
# cat /etc/librsu.rc
log med stderr
root qspi /dev/mtd0
rsu-dev /sys/devices/platform/stratix10-rsu.0

U-Boot SMCハンドラー、Linux* SVCドライバーおよびLinux* RSUドライバーは、SPTアドレスを特定するためのSDM APIをエクスポートしません。したがって、LIBRSUがフラッシュ・パーティション情報を特定できるようにするには、LIBRSUが使用するMTD QSPIパーティションをSPT0の位置から開始する必要があります。これは、デバイスツリーにハードコード化するか、U-Bootが rsu dtb コマンドを使用してLinux*に渡す前に適切な情報でデバイスツリーを編集できます。