インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド

ID 683184
日付 7/10/2020
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ドキュメント目次

2.8. リモート・システム・アップデートのウォッチドッグ

HPSウォッチドッグ・タイマーは、定期的にサービスが提供されていない場合にリセットをトリガーするために使用できます。このようなリセット時のRSUフローに関する目的の動作は、 インテル® Quartus® Primeツールから次のいずれかを選択することができます。
  • コールドリセットのトリガー – SDMは現在のイメージからHPS FSBLをロードして起動します。
  • ウォームリセットのトリガー - SDMにより、HPSはHPS FSBLをリロードせずに再起動します。
  • リモート・システム・アップロードのリコンフィグレーション・イベントのトリガー - SDMは、最後にロードされたアプリケーション・イメージを失敗と見なし、CPBに次のアプリケーション・イメージをロードするか、またはリストが使い果たされた場合はファクトリー・イメージをロードします。ファクトリー・イメージの実行中にこのモードでウォッチドッグ・タイマーが設定時間に達すると、HPSがワイプされます。

HPSウォッチドッグ動作を選択する方法の詳細については、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディション の項を参照してください。

デフォルトでは、FSBLは最初に行うことの1つとしてウォッチドッグを自動的にイネーブルし、その後定期的にウォッチドッグにサービスを提供します。次に、SSBLは、最初に行うことの1つとして、ウォッチドッグをディスエーブルします。

必要に応じて、SSBLおよびLinux*のウォッチドッグをイネーブルしてサービスを提供するのはユーザーの責任です。
注: ウォッチドッグ・タイムアウトが発生しても、現在のアプリケーション・イメージはCPBから削除されません。これは、イメージが永続的に使用不可としてマークされておらず、再試行できることを意味します (例えば、PORまたは nCONFIG が発生した後など)。