インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド

ID 683184
日付 7/10/2020
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ドキュメント目次

B. RSUステータスおよびエラーコード

RSUステータスはU-BootおよびLinuxから確認でき、次の32ビットフィールドが含まれています。
表 12.   RSUステータスフィールド
フィールド 説明
current_image 現在実行中のイメージのフラッシュ内の位置です。
failed_image 失敗したイメージのアドレスです。
error_details ユーザーにとって意味のない不透明なエラーコードです。
error_location 失敗したイメージ内のエラーの位置です。
state RSUシステムのステートです。
version RSUインターフェイスのバージョンおよびエラーソースです。
retry counter 再試行カウンターの現在の値です。

failed_imageerror_detailserror_locationstate フィールドおよび version フィールドの error_source ビットフィールドの動作はスティッキーです。エラーが発生すると設定され、その後のエラーでは更新されず、次のいずれかのイベント (PORnCONFIG、特定のイメージがロードされている場合、またはエラーステータスがU-BootまたはLinuxから明確にクリアされている場合) が発生するとクリアされます。

state フィールドには、2つのビットフィールドがあります。
表 13.  ステートフィールド
ビットフィールド ビット 説明
major_error_code 31:16 主要なエラーコード。可能な値については、以下の表を参照してください。
minor_error_code 15:0 マイナー・エラー・コード。不透明な値です。

次の主要なエラーコードが定義されています。

表 14.  RSMの主要なエラーコード
主要なエラーコード 説明
0xF001 BITSTREAM_ERROR
0xF002 HARDWARE_ACCESS_FAILURE
0xF003 BITSTREAM_CORRUPTION
0xF004 INTERNAL_ERROR
0xF005 DEVICE_ERROR
0xF006 HPS_WATCHDOG_TIMEOUT
0xF007 INTERNAL_UNKNOWN_ERROR

マイナー・エラー・コードは通常不透明な値であり、ユーザーにとって意味がありません。唯一の例外は、主要なエラーコードが 0xF006 (HPS_WATCHDOG_TIMEOUT) のときです。この場合のマイナー・エラー・コードは、ウォッチドッグ・タイムアウトが発生する前に、RSU Notifyコマンドを介してHPSからSDMに報告された値となります。

version コンポーネントには、次のビットフィールドがあります。
表 15.  バージョンフィールド
ビットフィールド ビット 説明
current_dcmf_index 31:28 前回使用した決定ファームウェア・コピーのインデックス。可能な値: 0、1、2、3
error_source 27:16 記録されたエラーのソース:
  • 0x000: エラーなし
  • 0xACF: エラーがアプリケーションまたはファクトリー・イメージ・ファームウェアによって生成された場合
  • 0xDCF: エラーが決定ファームウェアによって生成された場合
acmf_version 15:8 現在のイメージ・ファームウェアRSUインターフェイスのバージョンです。
dcmf_version 7:0 決定ファームウェアRSUインターフェイスのバージョンです。
注: インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのバージョン20.1は、 インテル® Agilex™ のRSUをサポートする最初のバージョンであり、このリリースでは、acmf_version および dcmf_version の両方が 0x02 に設定されています。