インテルのみ表示可能 — GUID: prj1588367402186
Ixiasoft
1. 概要
2. 使用例
3. クワッドSPIフラッシュレイアウト
4. インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアおよびツールのサポート
5. ソフトウェアのサポート
6. リモート・システム・アップデートの例
7. バージョンの互換性に関する考慮事項
8. HPS FirstでのRSUの使用
9. 決定ファームウェアのバージョン情報
10. インテルAgilex SoCリモート・システム・アップデート・ユーザーガイドのドキュメント改訂履歴
A. コンフィグレーション・フローの図
B. RSUステータスおよびエラーコード
C. LIBRSUリファレンス情報
D. U-Boot RSUリファレンス情報
C.5.1. librsu_init
C.5.2. librsu_exit
C.5.3. rsu_slot_count
C.5.4. rsu_slot_by_name
C.5.5. rsu_slot_get_info
C.5.6. rsu_slot_size
C.5.7. rsu_slot_priority
C.5.8. rsu_slot_erase
C.5.9. rsu_slot_program_buf
C.5.10. rsu_slot_program_factory_update_buf
C.5.11. rsu_slot_program_file
C.5.12. rsu_slot_program_factory_update_file
C.5.13. rsu_slot_program_buf_raw
C.5.14. rsu_slot_program_file_raw
C.5.15. rsu_slot_verify_buf
C.5.16. rsu_slot_verify_file
C.5.17. rsu_slot_verify_buf_raw
C.5.18. rsu_slot_verify_file_raw
C.5.19. rsu_slot_program_callback
C.5.20. rsu_slot_program_callback_raw
C.5.21. rsu_slot_verify_callback
C.5.22. rsu_slot_verify_callback_raw
C.5.23. rsu_slot_copy_to_file
C.5.24. rsu_slot_enable
C.5.25. rsu_slot_disable
C.5.26. rsu_slot_load_after_reboot
C.5.27. rsu_slot_load_factory_after_reboot
C.5.28. rsu_slot_rename
C.5.29. rsu_slot_status_log
C.5.30. rsu_notify
C.5.31. rsu_clear_error_status
C.5.32. rsu_reset_retry_counter
C.5.33. rsu_dcmf_version
C.6.1. count
C.6.2. list
C.6.3. size
C.6.4. priority
C.6.5. enable
C.6.6. disable
C.6.7. request
C.6.8. request-factory
C.6.9. erase
C.6.10. add
C.6.11. add-factory-update
C.6.12. add-raw
C.6.13. verify
C.6.14. verify-raw
C.6.15. copy
C.6.16. log
C.6.17. notify
C.6.18. clear-error-status
C.6.19. reset-retry-counter
C.6.20. display-dcmf-version
C.6.21. help
D.5.1. rsu_init
D.5.2. rsu_exit
D.5.3. rsu_slot_count
D.5.4. rsu_slot_by_name
D.5.5. rsu_slot_get_info
D.5.6. rsu_lot_size
D.5.7. rsu_slot_priority
D.5.8. rsu_slot_erase
D.5.9. rsu_slot_program_buf
D.5.10. rsu_slot_program_factory_update_buf
D.5.11. rsu_slot_program_buf_raw
D.5.12. rsu_slot_verify_buf
D.5.13. rsu_slot_verify_buf_raw
D.5.14. rsu_slot_enable
D.5.15. rsu_slot_disable
D.5.16. rsu_slot_load
D.5.17. rsu_slot_load_factory
D.5.18. rsu_slot_rename
D.5.19. rsu_status_log
D.5.20. rsu_notify
D.5.21. rsu_clear_error_status
D.5.22. rsu_reset_retry_counter
D.5.23. rsu_dcmf_version
D.6.1. dtb
D.6.2. list
D.6.3. slot_by_name
D.6.4. slot_count
D.6.5. slot_disable
D.6.6. slot_enable
D.6.7. slot_erase
D.6.8. slot_get_info
D.6.9. slot_load
D.6.10. slot_load_factory
D.6.11. slot_priority
D.6.12. slot_program_buf
D.6.13. slot_program_buf_raw
D.6.14. slot_program_factory_update_buf
D.6.15. slot_rename
D.6.16. slot_size
D.6.17. slot_verify_buf
D.6.18. slot_verify_buf_raw
D.6.19. status_log
D.6.20. update
D.6.21. notify
D.6.22. clear_error_status
D.6.23. reset_retry_counter
D.6.24. display_dcmf_version
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6.3.4. 初期フラッシュイメージの作成
ファクトリー・イメージとアプリケーション・イメージ、および関連するRSUデータ構造を含む初期フラッシュイメージを作成します。
- qpfgwコマンドを実行して、Programming File Generatorツールを起動します。
cd $TOP_FOLDER qpfgw &
- Device familyを インテル® Agilex™ として選択し、Configuration modeをActive Serial x4として選択します。
- Nameを「initial_image」に変更します。
- 出力ファイルタイプをJTAG Indirect Configuration File (. jic ) として選択します。これは、 インテル® Quartus® Prime ProgrammerツールがQSPIフラッシュに書き込むために使用する形式です。
- オプションのMemory Map File (.map ) ファイルを選択して、それも生成されるようにします。.map ファイルには、結果のフラッシュレイアウトに関する情報が含まれています。
- オプションのRaw Programming Data File (.rpd ) ファイルを選択して、それも生成されるようにします。このファイルには、他に何も追加されていない、バイナリー・フラッシュ・コンテンツが含まれています。ウィンドウは次のようになります。
- Raw Programming Data File (.rpd ) ファイルをクリックして選択します。次に、Edit ...ボタンをクリックし、Bitswap オプションを選択して「On」にします。これにより、必要に応じてRPDファイルをU-BootやLinuxなどのHPSソフトウェアで使用できるようになります。
- 出力タイプを選択したら、Input Filesタブをクリックします。
- Input FilesタブでAdd Bitstreamボタンをクリックし、次に $TOP_FOLDER/hw/ghrd.0/output_files ファイルを検索して、ファイル ghrd_agfb014r24a3e3vr0.sof を選択し、Openをクリックします。これは初期ファクトリー・イメージです。$TOP_FOLDER/hw/ghrd.1/output_files/ghrd_agfb014r24a3e3vr0.sof イメージについても同じように行います。これは初期アプリケーション・イメージです。タブは次のようになります。
- 最初の .sof ファイルをクリックしてから、右側のPropertiesボタンをクリックします。これにより、第1段階のブートローダーを検索し、認証および暗号化の設定を選択するためのウィンドウが開きます。
- Bootloader … (Browse) ボタンをクリックし、ファイル $TOP_FOLDER/u-boot-socfpga/spl/u-boot-spl-dtb.hexを選択して、OKをクリックします。
- 2番目の .sof ファイルをクリックして、同じ第1段階のブートローダー・ファイルを追加します。Input Filesタブは次のようになります。
- Configuration Deviceタブをクリックします。このタブは、Input Filesタブに少なくとも1つの入力ファイルが追加された場合にのみイネーブルになることに注意してください。
- Input Filesタブに複数の入力ファイルが追加されたため、リモート・システム・アップデートのオプションが表示されます。それ以外の場合は、標準のコンフィグレーション・フローのみがイネーブルになります。
- Configuration Deviceタブで、Add Deviceをクリックし、ダイアログ・ボックス・ウィンドウでMT25QU02Gを選択してから、OKをクリックします。それが完了すると、ウィンドウにRSUのデフォルトの初期パーティションが表示されます。
注: この例では512Mbのフラッシュスペースしか必要ないため、サポートされている別のフラッシュデバイスを使用することもできます。 インテル® Quartus® Prime Programmerは、サポートされている別の512Mb以上のフラッシュが使用された場合にいくつかの警告を表示しますが、例は機能します。
- FACTORY_IMAGEエントリーを選択し、Edit…ボタンをクリックします。Edit Partitionウィンドウがポップアップします。Input fileをBitstream_1 (ghrd_agfb014r24a3e3vr0.sof) として選択します。使用する予定の最大のファクトリー・イメージ用に十分なスペースを残しておく必要があるため、Address ModeをBlockに変更します。ファクトリー・イメージ用に7MBを予約するには、End Addressを0x0090FFFFに設定します。この終了アドレスは、BOOT_INFOパーティションの最後に8MBを追加することによって計算されました。OKをクリックします。
注: FACTORY_IMAGEパーティションのPageプロパティーは、常に0に設定する必要があります。これは、FACTORY_IMAGEがすべてのアプリケーション・イメージが失敗した後にのみ再試行できることを意味します。
- Configuration DeviceタブでMT25QU02Gフラッシュデバイスをクリックして選択し、Add Partition…ボタンをクリックしてAdd Partitionウィンドウを開きます。NameをP1のままにして、Input fileをBitstream_2(ghrd_agfb014r24a3e3vr0.sof) として選択します。これが初期アプリケーション・イメージになります。Pageを1として選択します。これは、すべてのアプリケーション・イメージの中で最も優先度が高いことを意味します。BlcokとしてAddress Modeを選択し、Start Address = 0x01000000およびEnd Address = 0x01FFFFFFを設定することによって16MBのデータを割り当てます。
Pageプロパティーは、Programming File Generatorによって使用され、コンフィグレーション・ポインター・ブロックにイメージが最初に表示される順序を特定します。最も優先度が高いのはPage=1の優先度で、次にPage=2の優先度、というように続きます。Programming File Generatorは、同じページ番号のパーティションが複数ある場合、もしくは、例えばPage=2がなくPage=1の場合とPage=3の場合のように「ギャップ」がある場合にエラーを発行します。
初期フラッシュイメージの作成時にアプリケーション・イメージを含めることができるのは、最大7つのパーティションのみです。通常、作成時にはファクトリー・イメージおよび1つのアプリケーション・イメージのみが含まれることが予想されるため、この制限による悪影響はありません。
- 前の手順と同じ手順を使用して、さらに2つのパーティションP2およびP3を作成しますが、Input fileをNoneに設定し、Pageを変更せずに (空のパーティションでも問題ありません)、開始アドレスおよび終了アドレスを次のように設定します。
- P2: Start Address = 0x02000000およびEnd Address = 0x02FFFFFF
- P3: Start Address = 0x03000000およびEnd Address = 0x03FFFFFF
- Select …をクリックして、Flashローダーを選択します。フラッシュローダーはJICファイルの一部になり、Flash Programmerツールによって使用されます。以下に示すように、目的のDevice familyおよびDevice nameを選択します。
Configuration Deviceタブは次のようになります。
- File > Save As .. をクリックし、ファイルを $TOP_FOLDER/initial_image.pfg のように保存します。このファイルは後に、コマンドを使用して初期イメージを再生成する場合に役立ちます。
cd $TOP_FOLDER quartus_pfg -c initial_image.pfg
注: 作成されたpfgファイルは実際にはXMLファイルであり、手動で編集して絶対ファイルパスを相対ファイルパスに置き換えることができます。その他の目的で .pfg ファイルを直接編集することはできません。変更が必要な場合は、Programming File Generatorから .pfg ファイルを開くことができます。 - Generateボタンをクリックして、初期フラッシュイメージを $TOP_FOLDER/initial_image.jic として生成し、マップファイルとを $TOP_FOLDER/initial_image_jic.map として生成します。ファイルが正常に生成されたことを示すダイアログボックスが開きます。