インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム (HPS) のリモート・システム・アップデート・ユーザーガイド

ID 683184
日付 7/10/2020
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ドキュメント目次

5.3.2. インテル® RSUドライバー

インテル® RSUドライバーは、sysfsインターフェイスを使用してRSUサービスをエクスポートします。ソースコードは drivers/firmware/stratix10-rsu.c ファイル内にあります。

デフォルトのカーネル・コンフィグレーションでは、CONFIG_INTEL_STRATIX10_RSU=m が定義されています。これは、insmod でロードする必要のあるロード可能なモジュールとしてコンフィグレーションされていることを意味します。このドライバーの使用方法については、付録のLIBRSUリファレンス情報にある、RSUクライアントの実行の項を参照してください。

ドライバーは /sys/devices/platform/stratix10-rsu.0 フォルダー内にある sysfs ファイルを介してサービスを提供します。このパスは、LIBRSUのコンフィグレーション可能なパラメーターです。詳細については、付録のLIBRSUリファレンス情報にある、コンフィグレーション・ファイルの項を参照してください。

表 9.   インテル® RSUドライバーのSysFSエントリー
ファイル R/W 説明
current_image RO SDM QSPIフラッシュ内で現在実行中のイメージの位置です。
fail_image RO SDM QSPIフラッシュ内で失敗したイメージの位置です。
error_details RO ユーザーにとって意味のない不透明なエラーコードです。
error_location RO 失敗したイメージ内のエラーの位置です。
state RO RSUシステムのステートです。
version RO RSUシステムのバージョンです。
notify WO HPSソフトウェアの実行段階をSDMに通知するため、またエラーステータスをクリアするため、および再試行カウンターをリセットするために使用されます。
retry_counter RO 現在のイメージがロードを再試行する回数を示す retry_counter の現在の値です。ゼロの値は、これが初回であることを意味します。
reboot_image WO 次の reboot コマンドでロードされるイメージのアドレスです。
dcmf0 RO 決定ファームウェアのコピー0バージョン情報です。
dcmf1 RO 決定ファームウェアのコピー1バージョン情報です。
dcmf2 RO 決定ファームウェアのコピー2バージョン情報です。
dcmf3 RO 決定ファームウェアのコピー3バージョン情報です。
詳細については、RSUステータスおよびエラーコード決定ファームウェアのバージョン情報の項を参照してください。
注: RSUドライバーを直接使用することは推奨またはサポートされていないため、この情報は参照用としてのみ提供されています。代わりに、LIBRSUまたはRSUクライアントを直接使用して、RSUタスクを実行します。
注: Linux*は急速に変化するコミュニティー・プロジェクトです。この項の情報は、Linuxカーネルバージョン5.4.23-ltsで有効であり、将来再び変更される可能性があります。