AN 556: インテルFPGAにおけるデザイン・セキュリティー機能の使用

ID 683269
日付 11/12/2019
Public
ドキュメント目次

不揮発性および揮発性キーのストレージ

インテル FPGAでは、揮発性と不揮発性の両方のキーストレージを提供しています。揮発性キーのストレージレジスターは、プログラム可能かつ消去可能です。キーレジスターの内容は、電源を入れ直してもコイン型電池を使って保持されます。不揮発性キーレジスターは、ヒューズベースかつワンタイム・プログラマブルです。

注: コイン型リチウム電池が揮発性キーのストレージに使用される例としては、BR1220 (–30°Cから80°C) やBR2477A (–40°Cから125°C) があります。
表 5.  揮発性キーと不揮発性キーの比較
オプション 揮発性キー 不揮発性キー
キーの長さ 256ビット 256ビット
キーのプログラマビリティー 再プログラム可能かつ消去可能なキー ワンタイム・プログラマブル・キー
外部バッテリー 不要
キー・プログラミング方法3 オンボード オンボードとオフボードの両方4
デザイン保護5 コピー、リバース・エンジニアリング、および改ざんに対して安全
3 キー・プログラミングはJTAGインターフェイスを介して実行されます。JTAGインターフェイスには、有効なMSELピン設定を使用する必要があります。
4 不揮発性キーヒューズのプログラミングでは、通常動作中にFPGAで使用される標準電圧源を使用します。追加の電圧レールは、不揮発性キーのプログラミングには必要ありません。
5 揮発性キーの改ざん防止機能が使用可能なのは、 Arria® II、 Arria® V Cyclone® V Stratix® V インテル® Arria® 10、および インテル® Cyclone® 10 GXデバイスのみです。