AN 556: インテルFPGAにおけるデザイン・セキュリティー機能の使用

ID 683269
日付 11/12/2019
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ドキュメント目次

改ざん防止ビット・プログラミングのイネーブルの手順

安全なコンフィグレーション・フローの実装手順で生成されたデフォルトの .ekp ファイルに含まれるのは、揮発性キーまたは不揮発性キーのプログラミングのみです。改ざん防止ビット・プログラミングをイネーブルするには、次の手順に従います。

  1. テキストエディターを使用して、 quartus.ini ファイルを作成します。次のキーと値のペアを使用します。PGM_GEN_KEY_SECURE_EKP=ON
  2. quartus.ini を次のいずれかのフォルダーに保存します。
    • プロジェクト・フォルダー
    • <Quartus installation folder>\bin64フォルダー (Windows OS用)
    • <Quartus installation folder>/linux64フォルダー (Linux OS用)
  3. Intel Quartus Prime Convert Programming Fileツールによる quartus.ini の読み出しが、 .ekp ファイルの生成プロセス中に行われた場合、追加の改ざん防止ビット・プログラミング命令が、生成された .ekp ファイルに挿入されます。
    注意:
    この quartus.ini で生成された .ekp ファイルには、改ざん保護ビット・プログラミングが含まれています。.ekp ファイルを使用してデバイスにプログラムすると、改ざん防止ビットがプログラムされます。このプログラムは、元に戻すことはできません。.ekp ファイルを管理して、改ざん防止ビットがデバイスに意図せずにプログラミングされるのを回避してください。
    .ekp ファイルには改ざんビット・プログラミング命令が含まれています。したがって、この .ekp ファイルから .jam ファイルまたは .svf ファイルをキー・プログラミング用に生成した場合、.jam ファイルまたは .svf ファイルによる改ざん保護ビットのプログラミングには、キーと値の指定ペアを持つ quartus.ini は不要です。