AN 778: インテル® Stratix® 10 Lタイル/ Hタイル・トランシーバーの使用

ID 683086
日付 4/21/2020
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ドキュメント目次

3.1.2. PCIeハードIPのPLL配置

PCIeハードIPのコンフィグレーションが、Gen1/Gen2対応IPとしてされている場合、fPLLはトランスミッターPLLとして使用されます。

PCIeハードIPのコンフィグレーションが、Gen3対応IPとしてされている場合、
  • fPLLがトランスミッターPLLとして使用されるのは、Gen1/Gen2スピードでの実行時です。
  • ATX PLLがトランスミッターPLLとして使用されるのは、Gen3スピードでの実行時です。
図 33. Gen1およびGen2 x1/x2/x4/x8でのPLL配置
図 34. Gen1およびGen2 x16でのPLL配置
図 35. Gen3 x1/x2/x4/x8でのPLL配置
図 36. Gen3 x16でのPLL配置
PCIe使用時のTX PLLガイドライン
  1. 4チャネル以上のPCIeをGen2またはGen3スピードで使用している場合、Lタイルのタイルの残りのチャネルはATX PLLで駆動することを推奨します。これらのチャネルの駆動にATX PLLを使用することで、より良いパフォーマンスを達成することができます。残りのチャネルの駆動にfPLLが使用されている場合、 インテル® Quartus® Primeでは、警告を表示します。
    表 13.  PCIe使用時のTX PLLガイドライン
    PCIE CONFIG 残りのチャネルに向けて推奨されるPLL選択
    PCIE GEN 1 (任意のレーン幅) 任意のPLL
    PCIE GEN 2 (x4、x8、x16) ATX PLL 5
    。PCIE GEN 3 (x4、x8、x16) ATX PLL5
  2. 同じトランシーバー・タイルでPIPEインターフェイスとPCIeハードIPをインスタンス化する場合、ATX PLLとATX-fPLLの間隔規則に注意してください。詳細については、PLLの配置 のセクションを参照してください。
5 ATX PLLではなくfPLLが使用されている場合、Quartus開発ソフトウェアでは警告を表示します。