インテルのみ表示可能 — GUID: rly1572195492732
Ixiasoft
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6.5.7. Intel Agilex® 7 FシリーズおよびIシリーズEMIFのピン入れ替えガイドライン
EMIFデータバイトのIO12レーンには、パッケージレベルで12の信号ピン (ピン0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11) が含まれています。これらの12 x I/Oピンは、ペアと呼ばれる2ピンごとの6つのグループ (ピン0/1のペア0、ピン2/3のペア1、ピン4/5のペア2、ピン6/7のペア3、ピン8/9のペア4、ピン10/11のペア5) に編成されます。
DDR4インターフェイスのx8データレーン
次の内容は、DDR4インターフェイスの×8データレーンに適用されるEMIF I/Oピンの入れ替え制約です。
- 各IO12レーンに1バイトのデータレーンを割り当てる必要があります。バイトレーンはDQ [0:7]、DQSp/DQSnおよびDBInに対応します。
- DQSpは、IO12ピンのピン4に接続する必要があります。
- DQSnは、IO12ピンのピン5に接続する必要があります。
- DBInは、IO12ピンのピン6に接続する必要があります。インターフェイスでDBInピンを使用しない場合、IO12レーンのこのピン6は未接続のままにする必要があります。
- IO12レーンのピン7は未接続で維持します。 インテル® では、このピン7をメモリー・コンポーネントのTDQSダミーロードに接続し、それをDBIn (ピン6) とともに差動トレースとして配線することを推奨しています。これにより、DIMMのコンフィグレーションで×4または×8のデータの相互運用が容易になります。
- データバイト (DQ [0:7]) は、IO12レーンの任意のピン [0、1、2、3、8、9、10、11] に接続することができます。選択されているピン内では任意の順列が許可されます。
DDR4インターフェイスのx4データレーン
Intel Agilex® 7 FシリーズおよびIシリーズデバイスでは、特定の条件下においてメモリー・インターフェイス内でデータピンを入れ替え、PCBの配線を単純にすることができます。次の表は、DDR4のx4およびx8インターフェイスの入れ替え規則を示しています。 Intel Agilex® 7 FシリーズおよびIシリーズデバイスのピンの入れ替え規則は、以前の10シリーズのデバイスファミリーにおける規則よりも厳格なことに注意してください。
外部メモリー・インターフェイスのIO12レーンは、0から11で示される12の信号ピンで構成されます。DDR4のx8インターフェイスの場合、2つのピンがDQS-PおよびDQS-N信号に予約され、1つのピンがオプションのDM/DBI信号に予約されます。また、1つのピンを予約する必要があり、残りの8つのピンをDQ信号で使用します。次の表に、サポートされるピンの機能と、相互に入れ替えが可能なピンのグループを示します。同じ入れ替えグループに属するピンは、任意で相互に入れ替えることができます。
IO12内のピン・インデックス | DDR4 x8データレーンの機能 | 入れ替えに関する考慮事項 |
---|---|---|
0 | DQピン | 入れ替えグループ「A」 |
1 | DQピン | 入れ替えグループ「A」 |
2 | DQピン | 入れ替えグループ「A」 |
3 | DQピン | 入れ替えグループ「A」 |
4 | DQS-Pピン | 固定位置 (入れ替え不可) |
5 | DQS-Nピン | 固定位置 (入れ替え不可) |
6 | DM/DBIピン | 固定位置 (入れ替え不可) |
7 | 未使用 | 固定位置 (入れ替え不可) |
8 | DQピン | 入れ替えグループ「A」 |
9 | DQピン | 入れ替えグループ「A」 |
10 | DQピン | 入れ替えグループ「A」 |
11 | DQピン | 入れ替えグループ「A」 |
DDR4のx4インターフェイスの場合、2つのニブルを同じIO12レーンにまとめる必要があります。4つのピンがDQS-PおよびDQS-N信号に予約され、残りの8つのピンをDQ信号の実装に使用します。IO12レーンは上半分と下半分に分割され、それぞれのニブルに対応します。一方のニブルに属する信号を、もう一方のニブルに属する信号と入れ替えることはできません。1つのニブル入れ替えグループ内のDQ信号は、相互に入れ替えが可能です。DQSピンの機能が正しいピン位置に移る場合は、ニブル全体 (つまり、ニブル0とニブル1) を相互に入れ替えることも可能です。ただし、このプロセスはx4コンポーネントで構築されているDIMMとx8コンポーネントで構築されているDIMM間の相互運用を許可しないため、JEDEC準拠のDIMMインターフェイスには推奨されません。詳細は、 x4 DIMMの実装 で説明されています。
次の表に、x4モードでサポートされるピンの機能と、相互に入れ替えが可能なピンを示します。
IO12内のピン・インデックス | DDR4 x4データレーンの機能 | 入れ替えに関する考慮事項 | |
---|---|---|---|
0 | DQピン (下位ニブル) | 入れ替えグループ「A」 | ニブル0 |
1 | DQピン (下位ニブル) | 入れ替えグループ「A」 | |
2 | DQピン (下位ニブル) | 入れ替えグループ「A」 | |
3 | DQピン (下位ニブル) | 入れ替えグループ「A」 | |
4 | DQS-Pピン (下位ニブル) | 固定位置 (入れ替え不可) | |
5 | DQS-Nピン (下位ニブル) | 固定位置 (入れ替え不可) | |
6 | DQS-Pピン (上位ニブル) | 固定位置 (入れ替え不可) | ニブル1 |
7 | DQS-Nピン (上位ニブル) | 固定位置 (入れ替え不可) | |
8 | DQピン (上位ニブル) | 入れ替えグループ「B」 | |
9 | DQピン (上位ニブル) | 入れ替えグループ「B」 | |
10 | DQピン (上位ニブル) | 入れ替えグループ「B」 | |
11 | DQピン (上位ニブル) | 入れ替えグループ「B」 |
- x4/x8の相互運用性には、ニブル1が物理的なJEDEC準拠のDIMMのDQS[17:9] に対応している必要があります。
- ニブル0と1では、IO12レーンの12の信号すべてで、x8ベースのDQSグループに指定されている規則と同じスキュー・マッチング規則に従う必要があります。
- 現在のバージョンの Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、上の表に記載されている規則がすべて適用されるとは限りません。これらの規則は、ソフトウェアの今後のバージョンで適用される場合があることに注意してください。
- 現在、 Quartus® Prime開発ソフトウェアは、次の内容をチェックします。
- アドレスおよびコマンドピンの配置を Intel Agilex® 7 FシリーズおよびIシリーズ外部メモリー・インターフェイスのピン情報ファイルに基づき確認します。このファイルは、インテルFPGAのピンアウトファイルから入手可能です。
- x8の場合、 Quartus® Prime開発ソフトウェアは次の内容をチェックします。
- DQS p/nがI/Oレーンのピン・インデックス4とピン・インデックス5にあること
- DM/DBIがピン・インデックス6にあること
- DQ[x] がピン・インデックス [11:8] および [3:0] にあること
- x4の場合、 Quartus® Prime開発ソフトウェアは次の内容をチェックします。
- ピン・インデックス4とピン・インデックス5のDQS p/nと関連付けられているDQが対応するIO12レーン内にあること
- ピン・インデックス6とピン・インデックス7のDQS p/nと関連付けられているDQが対応するIO12レーン内にあること
- Quartus® Prime開発ソフトウェアは現在、下位ニブルDQSに関連付けられているDQピンが実際にピン [3:0] に配置されているか、または上位ニブルDQSに関連付けられているDQピンが実際にピン [11:8] に配置されているかを確認しません。
DDR4インターフェイスのx4またはx8におけるA/CおよびCLKレーン
バンク内のアドレスおよびコマンド信号とコントロール信号は入れ替えることができません。
CLKのp/nビット (pレーンとnレーン) とDQSビットを相互に入れ替えることはできません。