外部メモリー・インターフェイス Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズFPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 3/29/2024
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ドキュメント目次

11.9.8.5. トラフィック・ジェネレーターのステータスレポート

トラフィック・ジェネレーターのステータスレポート (TG Status Report) では、トラフィック・ジェネレーターの全体的なステータス、書き込みオーバーフローのステータス、DQピンごとの情報が示されます。
図 249. TG Status Report (合格トラフィック・パターン)

障害が発生した場合は、ステータスレポートに障害に関する詳細が表示されます。それには、Number of Avalon Read Instructions IssuedFail Count、および最初の障害に関する情報であるFirst Failure AddressFirst Failure - Read DataFirst Failure - Expected Dataなどが含まれます。トラフィックのコンフィグレーションで不正なAvalonバースト長のコマンドが試行されると、Write Overflow StatusのLEDが赤になります。これは、現在のアドレスとバースト長の合計が総アドレス空間よりも大きくなると発生します。バースト長のオーバーフローが発生したアドレスもまた、報告されます。それぞれのClearボタンにより、トラフィック・ジェネレーターの連続する2つの実行の間でこれらの値を個別にクリアすることができます。

図 250. TG Status Report (不合格トラフィック・パターン)

Export TG Status Reportボタンを使用すると、ステータスレポートをログファイルとしてシステムコンソールを起動したサブディレクトリーにエクスポートすることができます。

PNF信号は、RAWの16進形式で記録されます。この形式の読み取りと解釈については、トラフィック・ジェネレーターのステータスの項のPNFレジスターまたはISSPの読み取りを参照してください。

トラフィック・ジェネレーターを無限ユーザーモードで実行している場合は、Generate TG Status Reportをクリックするだけで、ステータスレポートを更新することができます。

図 251. TG Status Report (無限トラフィック実行時)
図 252. TG Status Report (オーバーフローするアドレス空間への書き込み)

トラフィック・ジェネレーターをコンフィグレーションする際に、生成されたアドレスとバースト長の合計値がアドレス空間よりも大きくなると、バースト長のオーバーフローが発生します。トラフィック・ジェネレーターでは、この無効なコマンドが発行されるのを防ぐため、オーバーフローする可能性のあるコマンドのバースト長を最大有効値に設定します。ツールキットには、バースト長がアドレス空間をオーバーフローする可能性のあるアドレスが表示されます。クリアボタンを使用すると、連続する2つの実行の間で、書き込みオーバーフローのステータスとバースト長のオーバーフロー・アドレスをクリアすることができます。