F-Tile Avalon® Streaming Intel® FPGA IP for PCI Express* デザイン例ユーザーガイド

ID 683372
日付 7/14/2022
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ドキュメント目次

2.2. Single Root I/O Virtualization (SR-IOV) のデザイン例

図 10. PCIe Gen 4 x16 Single Root I/O Virtualization (SR-IOV) のデザイン例のブロック図

SR-IOVデザイン例は、ホストプロセッサーからGen4 x16 EndpointとしてコンフィグレーションされたターゲットのインテルAgilexデバイスへのメモリー転送を実行します。デザイン例は、ユーザー・インターフェイスで最大500 MHzで動作し、インターフェイスの最大データ幅は512ビットです。2つのPFおよびPFあたり最大32VFのSR-IOV能力を実証します。2つのPFおよび1つのPFあたり32個のVFを使用した場合、このデザイン例でアクセスできるメモリー位置は66個になります。2つのPFは2つのメモリー位置にアクセスでき、64のVF (2 x 32) は64のメモリー位置にアクセスできます。

このデザイン例は、TLPコマンドに基づいて単純な読み出し/書き込み命令を処理することを目的としています。メモリー書き込み要求 (MWr) のTLPトランザクションは、指定されたRAMメモリー空間にデータを書き込みます。メモリー読み出し要求 (MRd) のTLPトランザクションに関しては、デザインはRAMメモリー空間からデータを読み出し、データ (CplD) で完了を返します。SR-IOV APPSにアクセスするために要求されるデータとアドレスは、ダブルワードでアラインメントされている必要があります。

SR-IOVデザイン例では、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでのシミュレーションとコンパイルに必要なファイルを自動的に作成します。デザイン例は、幅広いパラメーターをカバーしています。ただし、F-Tile Hard IP for PCIeのすべての可能なパラメーター化をカバーしているわけではありません。

このデザイン例は、次の2つの主要コンポーネントで構成されています。
  • F-Tile Avalon-ST IP for PCI Express Hard IPのEndpointバリアント (DUT)
  • SR-IOV Application (APPS)