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3.3.1. トランスミッターのクロック
トランスミッターには、パラレル・ビデオ・クロック (tx_pclk) とトランスミッター・リファレンス・クロック (tx_serial_refclk) の2つのクロックが必要です。
パラレル・ビデオ・クロックは、次のパラレルビデオ入力をサンプリングして処理します。
- SD-SDI — 27MHz
- HD-SDI — 74.25または74.175MHz
- 3G-SDI — 148.5または148.35MHz
トランシーバーは、トランスミッター・リファレンス・クロックを使用して高速シリアル出力を生成します。トランシーバーは20ビットの動作にコンフィグレーションされているため、リファレンス・クロックはシリアル・データ・レートの1/20です。
注: SD-SDIの場合、オーバーサンプリングの実装により、シリアル・データ・レートはSDIビットレートの5倍になります (例えば、1,350Mbps)。トリプル・スタンダードSDIの場合は、オーバーサンプリング・レートは11です。
SD-SDIの動作の場合、トランスミッター・リファレンス・クロックはpclkから取得することができます。その際は、トランシーバーPLLの1つを使用します。PLLは、27MHzのpclk信号を5/2倍にすることができます。
他の規格の場合はすべて、外部マルチプレクサーを使用して代替リファレンス・クロックから選択します。
ビデオ規格 | クロック周波数 (MHz) |
---|---|
SD-SDI | 67.5 |
HD-SDI (デュアルリンクを含む) | 74.175または74.25 |
HD-SDI (2倍のオーバーサンプル) | 148.35または148.5 |
デュアル・スタンダード | 67.5、74.175、または74.25 |
トリプル・スタンダード | 148.35または148.5 |
3G-SDI | 148.35または148.5 |
注: SD-SDI以外は、すべてのビデオ規格においてtx_serial_refclk信号を外部で多重化する必要があります。追加の入力リファレンス・クロック・ポートをシリアル・リファレンス・クロックに有効にする場合は、外部のマルチプレクサーは不要です。
次の図は、Arria II GX、Arria V、Cyclone IV GX、Cyclone V、Stratix IV、Stratix Vデバイスのトランスミッター・クロックを表しています。
図 10. SD-SDIのトランスミッター・クロック
図 11. HD-SDIのトランスミッター・クロックこのクロックでサポートされる周波数は74.175または74.25MHzであり、それぞれ1.4835または1.485GbpsのHD-SDIをサポートします。
図 12. デュアル・スタンダードのトランスミッター・クロックマルチプレクサーはデバイス内にある必要があります。
図 13. 3G-SDIおよびトリプル・スタンダードのトランスミッター・クロックこのクロックでサポートされる周波数は148.35または148.5MHzであり、それぞれ2.967または2.970GbpsのHD-SDIをサポートします。
図 14. 3G-SDIおよびトリプル・スタンダードのトランスミッター・クロック (追加リファレンス・クロック・ポートあり)追加のクロックポートが有効になっている場合は、148.5MHzと148.35MHzの両方のクロックを一緒に供給することができます。