インテル® Cyclone® 10 GX デバイス・データシート

ID 683828
日付 5/08/2017
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ドキュメント目次

Cyclone® 10 GX デバイスにおけるトランシーバーの仕様

表 22.  リファレンス・クロックの仕様—暫定仕様
シンボル/説明 条件 Min Typ Max 単位
サポートされるI/O 規格 専用のリファレンス・クロックピン CML、差動LVPECL、LVDS、およびHCSL
RX リファレンス・クロックピン CML、差動LVPECL、およびLVDS

入力リファレンス・クロック周波数

(CMU PLL)

  61 800 MHz

入力リファレンス・クロック周波数

(ATX PLL)

  100 800 MHz

入力リファレンス・クロック周波数

(fPLL PLL)

  25 25 / 50 800 MHz
立ち上がり時間 20 % から80 % へ 400 ps
立ち下がり時間 80 % から20 % へ 400 ps
デューティサイクル 45 55
スペクトラム拡散変調クロック周波数 PCIe 30 33 kHz
スペクトラム拡散ダウンスプレッド PCIe 0~-0.5
オンチップ終端抵抗 100 Ω
VMAX 絶対最大定格 専用のリファレンス・クロックピン 1.6 V
RX リファレンス・クロックピン 1.2 V
VMIN 絶対最大定格 -0.4 V
ピーク-ピーク差動入力電圧 200 1600 mV
VICM(AC 結合) VCCR_GXB = 0.95 V 0.95 V
VCCR_GXB = 1.03 V 1.03 V
VICM (DC 結合) PCIe リファレンス・クロックのHCSL I/O 規格 250 550 mV
トランスミッタREFCLK 位相ノイズ(622 MHz)26 100 Hz -70 dBc/Hz
1 kHz -90 dBc/Hz
10 kHz -100 dBc/Hz
100 kHz -110 dBc/Hz
≥ 1 MHz -120 dBc/Hz
トランスミッタREFCLK 位相ジッター(100 MHz) 1.5 MHz ~ 100 MHz(PCIe) 4.2 ps (rms)
RREF 2.0 k ±1% Ω

クロック周波数の最大変化率

TSSC-MAX-PERIOD-SLEW 27

Max SSC df/dt     0.75 ps/UI
表 23.  トランシーバーのクロック仕様—暫定仕様
シンボル/説明 条件 トランシーバー・スピードグレード1、2、3、4 と5 単位
Min Typ Max
トランシーバー・キャリブレーション用のCLKUSR ピン トランシーバー・キャリブレーション 100 125 MHz
reconfig_clk リコンフィグレーション・インターフェイス 100 125 MHz
表 24.  トランシーバー・クロック・ネットワーク最大データレート仕様—暫定仕様
クロック・ネットワーク 最大性能 チャネルスパン 単位
ATX fPLL CMU
x1 12.5 12.5 10.3125 6 チャンネル Gbps
x6 12.5 12.5 N/A 6 チャンネル Gbps
PLL フィードバック補償モード 12.5 12.5 N/A サイドワイド Gbps
1.03 V におけるxN 12.5 12.5 N/A サイドワイド Gbps
0.95 V におけるxN 10.5 10.5 N/A サイドワイド Gbps
表 25.  レシーバーの仕様—暫定仕様
シンボル/説明 条件 Min Typ Max 単位
サポートされるI/O 規格 高速差動I/O、CML、差動LVPECL、およびLVDS 28
レシーバーピンのVMAX 絶対最大定格 29 1.2 V
レシーバーピンのVMIN 絶対最大定格 29 -0.4 V
デバイス・コンフィグレーション前の最大ピーク-ピーク差動入力電圧VID(diff p-p) 1.6 V
デバイス・コンフィグレーション後の最大ピーク-ピーク差動入力電圧VID(diff p-p) VCCR_GXB = 0.95 V 2.4 V
VCCR_GXB = 1.03 V 2.0 V
レシーバーのシリアル入力ピンでの最小差動アイ・オープニング 30 50 mV
差動オンチップ終端抵抗 85-Ω 設定 85 ± 30% Ω
100-Ω 設定 100 ± 30% Ω
VICM(AC およびDC 結合) 31 VCCR_GXB = 0.95 V 600 mV
VCCR_GXB = 1.03 V 700 mV
tLTR 32 10 µs
tLTD 33 4 µs
tLTD_manual 34 4 µs
tLTR_LTD_manual 35 15 µs
ランレングス 200 UI
CDR PPM 許容差 PCIe のみ -300 300 PPM
他のすべてのプロトコル -1000 1000 PPM
プログラマブルDC ゲイン 設定 = 0~4 0 10 dB
High ゲインモードおよびデータレート≤6 Gbps におけるプログラマブルAC ゲイン

設定 = 0~28

VCCR_GXB = 0.95 V

0 19 dB

設定 = 0~28

VCCR_GXB = 1.03 V

0 21 dB
High ゲインモードおよびデータレート≤12.5 Gbps におけるプログラマブルAC ゲイン

設定 = 0~28

VCCR_GXB = 1.03 V

0 未定 dB
表 26.  トランスミッタの仕様—暫定仕様
シンボル/説明 条件 Min Typ Max 単位
サポートされるI/O 規格 高速差動I/O 36
差動オンチップ終端抵抗 85-Ω 設定 85 ± 20% Ω
100-Ω 設定 100 ± 20% Ω
VOCM(AC 結合) VCCT_GXB = 0.95 V 450 mV
VCCT_GXB = 1.03 V 500 mV
VOCM(DC 結合) VCCT_GXB = 0.95 V 450 mV
VCCT_GXB = 1.03 V 500 mV
立ち上がり時間 37 20 % から80 % へ 20 130 ps
立ち下がり時間37 80 % から20 % へ 20 130 ps
差動ペア内スキュー TX VCM = 0.5 V およびSLEW_R5 のスルーレート設定38 15 ps
表 27.  標準的なトランスミッタVOD 設定—暫定仕様
シンボル VOD 設定 VOD/VCCT_GXB
VOD 差分値 = VOD/VCCT_GXB 比 x VCCT_GXB 31 1.00
30 0.97
29 0.93
28 0.90
27 0.87
26 0.83
25 0.80
24 0.77
23 0.73
22 0.70
21 0.67
20 0.63
19 0.60
18 0.57
17 0.53
16 0.50
15 0.47
14 0.43
13 0.40
12 0.37
表 28.  トランスミッタのチャネル間スキューの仕様—暫定仕様
モード チャネルスパン 最大スキュー 単位
x6 クロック 1 つのバンクで最大6 つのチャネル 61 ps
xN クロック 2 つのバンク内 230 ps
PLL フィードバック補償39 40 サイドワイド 1600 ps
25 この周波数はHDMI アプリケーション専用です。
26 622 MHz 以外の周波数でのREFCLK 位相ノイズ要件を計算するには、次の式を使用します。f(MHz)におけるREFCLK 位相ノイズ= 622 MHz でのREFCLK 位相ノイズ + 20*log(f / 622)。
27 Lexmark などの最悪の場合のSSC 変調プロファイル用に定義されています。
28 CML、差動LVPECL、およびLVDS は、AC 結合リンクでのみ使用されます。
29 デバイスは、この絶対最大値での長時間の動作に耐えられません。
30 レシーバーの入力ピンの差動アイ・オープニング仕様は、レシーバー・イコライゼーションがディスエーブルされていることを前提としています。レシーバー・イコライゼーションをイネーブルすると、レシーバー回路はイコライゼーション・レベルに応じてより小さいアイ・オープニングを許容できます。
31 Cyclone® 10 GX デバイスは、他の Cyclone® 10 GX デバイスや、同相電圧が一致するトランスミッタを備えた他のデバイスへのDC カップリングをサポートしています。
32 tLTR は、リセットから出た後にレシーバーCDR が入力リファレンス・クロック周波数にロックするのに必要な時間です。
33 tLTD は、rx_is_lockedtodata 信号がHigh になった後にレシーバーCDR が有効なデータを回復するのに必要な時間です。
34 tLTD_manual は、CDR がマニュアルモードで機能している時にrx_is_lockedtodata 信号がHigh になった後、レシーバーCDR が有効なデータを回復するのに必要な時間です。
35 tLTR_LTD_manual は、CDR がマニュアルモードで機能している時にrx_is_lockedtoref 信号がHigh になった後、レシーバーCDR をLTR(Lock to Reference)モードに保つ必要がある時間です。
36 高速差動I/O は、 Cyclone® 10 GX トランシーバーにおけるトランスミッタ用の専用I/O 規格です。
37 Quartus Prime ソフトウェアは、デザイン・コンフィグレーションに応じて自動的に適切なスルーレートを選択します。
38 SLEW_R1 が最も遅く、SLEW_R5 が最も速いです。SLEW_R6 とSLEW_R7 は使用されません。
39 refclk は、テスト中に125 MHz に設定されます。
40 リファレンス・クロックの周波数を上げることにより、レーン間のスキューを減らすことができます。