インテル® FPGA SDK for OpenCL: カスタム・プラットフォーム・ツールキット・ユーザーガイド

ID 683085
日付 10/31/2016
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ドキュメント目次

2.3.11. aocl_mmd_shared_mem_alloc

aocl_mmd_shared_mem_alloc関数は、ホストと FPGA の間で共有メモリーを割り当てます。 ホストは、aocl_mmd_shared_mem_allocで返されたポインターを介して共有メモリーにアクセスします。FPGA は、device_ptr_outを介して共有メモリーにアクセスします。共用メモリーが使用できない場合、aocl_mmd_shared_mem_allocNULLを返します。FPGA を再プログラムした後に CPU を再起動しない場合、共有メモリーは保持されます。

構文

void * aocl_mmd_shared_mem_alloc( int handle, size_t size, unsigned long long *device_ptr_out );

関数の引数

  1. handleaocl_mmd_open()コールで入手したボードへのハンドルを表す正のint値です。

  2. size—関数が割り当てる共有メモリーのサイズです。 型size_tsizeを宣言します。

  3. device_ptr_out—デバイスが共有メモリーにアクセスするために使用するポインター値を受け取る引数です。device_ptr_out引数の型はunsigned long longで、ホストがデバイスよりも小さいポインターサイズを有する場合にハンドルします。device_ptr_out引数は NULL 値を設定することはできません。

戻り値

aocl_mmd_shared_mem_allocが正常に実行された場合、戻り値はホストが共有メモリーにアクセスするために使用するポインター値です。それ以外の場合、戻り値は NULL です。