インテル® FPGA SDK for OpenCL: カスタム・プラットフォーム・ツールキット・ユーザーガイド

ID 683085
日付 10/31/2016
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2.2.7. interface

board_spec.xmlファイルでは、各グローバルメモリー、チャネル、またはカーネル・インターフェイスは個別のインターフェイスから構成されています。 global_memchannels、およびinterfaces XML エレメントは、各インターフェイスでのinterface属性を含み、対応するパラメーターを指定します。
表 16.  interface XML 属性でのパラメーター
パラメーター 可能なインターフェイス 説明
name すべて global_mem用 : Qsys コンポーネントのインターフェイス名です。

channels用 : チャネル・インターフェイスを有する Qsys コンポーネントのインターフェイス名です。

interfaces用 : カーネル・インターフェイスが存在するエンティティー名 (board など ) です。

port global_mem用 :interface属性に対応する Qsys コンポーネント内のAvalon®-MM インターフェイス名です。

channels用 : Qsys コンポーネント内のストリーミング・インターフェイス名です。

interfaces用 :OpenCL™ Kernel Interface Qsys コンポーネントへのインターフェイス名です。例えば、kernel_craは、Avalon®-MM インターフェイスで、kernel_irqは割り込みです。

type global_mem用 :slaveを設定します。

channels用 :

  • カーネルにデータを提供するストリームソース用にstreamsourceを設定します。
  • カーネルからデータを消費するストリーム・シンク・インターフェイス用にstreamsinkを設定します。

interfaces用 :masterirq、またはstreamsourceのいずれかを設定します。

width global_mem用 : メモリー・インターフェイスでのビット単位の幅です。

channels用 : チャネル・インターフェイスでのビット数です。

interfaces用 : カーネル・インターフェイスでのビット単位の幅です。

maxburst global_mem スレーブ・インターフェイスにおけるバーストの最大サイズです。
重要: width ÷ 8 x maxburstの値は、interleaved_bytesの値と同等です。
address ホスト・インターフェイス側のアドレスに対応するメモリー・インターフェイスの開始アドレスです。

例えば、アドレス 0 は、OpenCL Memory Bank Divider からのbank1メモリーマスターに対応している必要があります。また、すべての 0 以外の開始アドレスは、前メモリーの終了アドレスに隣接していなければなりません。

size メモリー・インターフェイスのビット単位のサイズです。すべてのメモリー・インターフェイスのサイズは同等でなければなりません。
latency 要求応答用のメモリー・インターフェイスでのナノ秒 (ns) 単位の時間を特定する整数です。レイテンシーは、ボードシステムにメモリーのリード要求を発行してからカーネルにメモリーデータを返すまでのラウンドトリップ・タイムです。

例えば、クロック・クロッシングで 200 MHz で動作中の DDR3 メモリー・コントローラーは、およそ 240 ns のレイテンシーです。

latency_type メモリー・インターフェイスが可変レイテンシーである場合、このパラメーターをaverageに設定し、指定されたレイテンシーが平均的な場合と見なされることを示します。完全なカーネルからメモリー間のパスに固定レイテンシーが保証されている場合、このパラメーターをfixedに設定します。
chan_id channels チャネル・インターフェイスの認識に使用され、最大 128 文字までの文字列です。
clock interfaces streamsourceカーネル・インターフェイス型では、パラメーターはスヌーブストリームが使用するクロック名を指定します。