インテルのみ表示可能 — GUID: tkp1650665247104
Ixiasoft
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2.3.2.2. 独立したPERST
PCIe向けRタイル Avalon® Streaming IPを使用すると、独立したリセット動作の処理はさらに柔軟になり、またアクティブなPCIeコアごとに実行することができます。アクティブなPCIeコアは、IPに選択したコンフィグレーション・モードによって異なります。コンフィグレーション・モードの詳細については、PCI Express向けRタイル Avalon® Streaming IPでサポートされるコンフィグレーション・モード を参照してください。
IP Parameter EditorのEnable Independent Perstパラメーターをイネーブルすると、pX_cold_perst_n_i、 pX_warm_perst_n_i、 および pX_ip_rst_n_o ポートが追加で使用可能になります。
- pin_perst_n または pX_cold_perst_n_i 入力ポートによりコールドリセットをトリガーすることができます。これにより、スティッキー・ビットがクリアされ、物理層がリセットされます。
- pX_warm_perst_n_i 入力ポートによりウォームリセットをトリガーすることができます。この場合、スティッキー・ビットはクリアされませんが、物理層はリセットされます。
使用する入力ポート スティッキー・ビットのクリア 非スティッキー・ビットのクリア pin_perst_n する する する pX_cold_perst_n_i する する する pX_warm_perst_n_i しない する する - pin_perst_n のリセットの優先順位は、pX_cold_perst_n_i、または pX_warm_perst_n_i ポートよりも上です。
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pin_perst_n がアサートされると (つまりLowになると)、すべてのアクティブなPCIeコアがリセットされます。
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pin_perst_n がデアサートされると (つまりHighになると)、pX_cold_perst_n_i 入力ポートを使用して、各PCIeコアのコールドリセット動作を個別にトリガーすることができます。
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pin_perst_n がデアサートされると (つまりHighになると)、pX_warm_perst_n_i 入力ポートを使用して、各PCIeコアのウォームリセット動作を個別にトリガーすることができます。図 6. pX_cold_perst_n_i/pX_warm_perst_n_i と pin_perst_n のビヘイビア図 7. pX_cold_perst_n_i/pX_warm_perst_n_i のビヘイビア
- リセット入力ポート pin_perst_n、pX_cold_perst_n_i、および pX_warm_perst_n_i の同時アサートはサポートされていません。
- pX_cold_perst_n_i を使用してアクティブコアの1つにコールドリセットを実行する場合は、必ず対応する pX_reset_status_n ポートのデアサート (つまりHigh) の後に行ってください。例えば、Configuration Mode 2 (x8x8) で p0_cold_perst_n_i でコールドリセット動作を独立してトリガーするには、p0_reset_status_n をデアサート (つまりHighに) してください。
- pX_warm_perst_n_i を使用してアクティブコアの1つにウォームリセットを実行する場合は、必ず対応する pX_reset_status_n ポートのデアサート (つまりHigh) の後に行ってください。例えば、Configuration Mode 2 (x8x8) で p0_warm_perst_n_i でコールドリセット動作を独立してトリガーするには、p0_reset_status_n をデアサート (つまりHighに) してください。
- pin_perst_n と同様に、pX_cold_perst_n_i がアサートされた (つまりLowになった) 場合は、アサートは最低100us保持する必要があります。
- pin_perst_n と同様に、pX_warm_perst_n_i がアサートされた (つまりLowになった) 場合は、アサートは最低100us保持する必要があります。
図 8. 後続の独立したPERST動作の間隔
- pX_cold_perst_n_i、または pX_warm_perst_n_i のアサートは、機能レベルのリセット中または機能レベルのリセットの完了前には行わないようにします。これは、リンク・トレーニングのプロセスに影響を与える可能性があるためです。発生した場合は、pin_perst_n をアサートして、リンク・トレーニングのプロセスを適切に完了させます。
- pX_cold_perst_n_i、または pX_warm_perst_n_i ポートを汎用I/O (GPIO) に配線する場合は、アプリケーション・ロジックでデバウンスロジックを実装し、スイッチがバウンスして意図しないアサートがトリガーされるのを防ぐ必要があります。デバウンスロジックを構成するカウンターでは、信号が安定するのを待ってから、その信号をターゲットポートに伝搬します。これらのポートをGPIOに配線せず、内部ファブリック・ロジックによってのみ使用している場合は、デバウンスロジックは必要ありません。
図 9. デバウンスロジックの前と後の pX_cold_perst_n_i/pX_warm_perst_n_i 信号