インテル® Stratix® 10 SEU (Single Event Upset) 緩和 ユーザーガイド

ID 683602
日付 10/10/2018
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ドキュメント目次

2.1.1. エラー・メッセージ・キュー

インテル® Stratix 10® デバイス・エラー・メッセージ・キューでは、エラーメッセージの保管をSEUエラーの検出時に行います。エラー・メッセージ・キューには、異なるメッセージを最大4つまで格納できます。各エラーメッセージには、セクターアドレス、エラーの種類、およびエラーの位置に関する情報が含まれています。エラー・メッセージ・キューの内容を取得するには、次のツールを使用します。

  • Fault Injection Debuggerツール
  • Advanced SEU Detection Intel® Stratix® 10 FPGA IP
表 3.  エラー・メッセージ・キューの説明
名前 ビット 説明
セクターアドレス 32 31:24 予約済み
23:16 エラーのあるセクターのアドレス
15:4 予約済み
3:0 セクター1で検出されたエラー数
エラー位置2ビットポジション 32 31:29 ビット31:29 - エラーの種類:
  • 01 =シングルビット
  • 10=マルチビット
28 訂正ステータス:
  • 0=未修正
  • 1=訂正済
27:24 予約済み
23:12 フレーム内のビット位置
11:0 行インデックスとフレーム・インデックスの組み合わせ
注: インテルでは、Internal Scrubbing機能をオンにすることをお勧めします。あるセクターでエラーが検出されたときにInternal Scrubbingオプションを有効にしていなかった場合、その特定のセクターに対するSEU機能はオフになります。さらに、その後続SEUが同じセクター内で発生した場合、訂正が可能でも不可能でもエラーは検出されません。
2 エラー位置によって提供されるのは、シングル・ビット・エラーのビット位置のみです。複数ビットエラーの場合、bit [23:0] は0を返します。