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2.3. SEUセンシティビティー・プロセッシング
動作中のFPGAをリコンフィグレーションすると、そのFPGAを使用しているシステムに重大な影響を与えます。SEUリカバリーの計画時には、FPGAのステートを現在のシステムのステートと整合させるために必要な時間を考慮してください。たとえば、内部ステートマシンが不正なステートにある場合、リセットが必要になることがあります。さらに、周囲のロジックでもこういった想定外の動作の考慮が必要になることがあります
SEUでは、実装されたデザインで使用していないCRAMビットに影響を与えることがよくあります。十分に利用されているFPGAデザインであっても、コンフィグレーション・ビットの多くは使用されていません。これは、デザインで使用していないロジックおよび配線ワイヤを制御しているためです。実装方法によりますが、最も密に使用されているデバイスでも使用されているのはCRAMビットの40%だけです。つまり、SEUイベントのうち40%のみで対応が必要であり、SEUイベントの60%は無視できるということです。使用しているビットはクリティカル・ビットとして判断され、使用していないビットはクリティカルではないビットと判断されます。
さらに、実装されたデザインのうちの一部が、FPGA機能で使用されていない場合もあります。例として挙げられるのは、テスト回路が実装はされているがデバイスの動作には重要ではない場合や、その他のクリティカルではない機能で、ログには記録されるが再プログラムやリセットの必要がない場合です。
SEUセンシティビティー・プロセッシングの実行には、Advanced SEU Detection IPコアを使用できます。